見出し画像

アンダー・ザ・テーブル制度のある企業

under-the-tableとは
・内密でとりひきすること。
・やみとりひき。
と訳されることもあるがそうではない。

この制度は、とあるニュースの動画で知ったのだが、東芝が採用している制度で「就業時間の1割程度を予定業務以外のことに使う」制度らしい。噛み砕いて言うと「働きながら自由研究」するみたいなことだ。もちろん所謂サークルとか部活動みたいな課外活動ではなくて、自分の趣味の時間ではなくて、仕事に関連する範囲内で研究するということだと思う。

正確には下記のように説明されている。

研究者の使命感や問題意識から社会に大きなインパ クトを与える可能性がある問題を発見したとき,その問題を深耕し,解決へのアイディアや方法論を発見するための研究を非公式の研究テーマとして追究していくのがアンダ・ザ・テーブルの研究 である.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/53/1/53_1_29/_pdf

東芝は現にこの制度によって、電池業界に革新を与えるような世界初のLMNO電池を開発し実用化まで漕ぎ着けたようだ。

仕事をしていると都度問題や課題を発見したりアイデアを閃いたりしてるはずなのに、日々の業務をこなすことがメインになってしまって、そういうものに手を出せず腐らせてしまうのというのは何とももったいないしフラストレーションも溜まる。きっとその問題解決は業務改善や技術革新、社会貢献につながる。

働き方改革がまだ行われるのであれば、この机の下の作業を積極的に採用してほしいものだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?