子供に教えるカメラの基礎知識②
一眼カメラは覚えることが多々ある。
前回はカメラのしくみ、3大要素をざっくり。
今回は露出、焦点距離とかレンズについて娘、初心者さんに向けて出来るだけ簡潔に書いていきたいと思います。
露出
カメラに取り込まれる光の量の事。写真の明るさみたいな感じ。
写真の明るさ(露出)は
F値 と シャッタースピード と ISO で決まる。
露出補正
F値やシャッタースピード、ISOを設定したときに、もっと写真を暗くしたい、明るくしたいと思ったら露出補正を上げたり、下げたりすれば明るさが変わる。
露出補正を+にすれば明るく
露出補正を-にすれば暗くなる
焦点距離
レンズには焦点距離という数値がある。単位はmm。これはざっくりいうと
数字が小さいほど広く写る
数字が大きいほど寄れる
この認識でOK。レンズからセンサーまでの距離とか小難しい事は不要。
レンズについて
レンズ沼へ入ってしまう恐れがあるので、レンズについてはあまり教えたくは無いが・・・。
レンズには重要な項目として
F値
焦点距離
がある。細かい事をいうと、もっとあるけどここでは省く。
F値
そのレンズがどこまでF値を下げられるか(開放値)を表す。
例として次のニコンのレンズ
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの場合でいうと
F値は2.8まで下げられますよっていう事。
なので、明るいレンズが欲しい場合はこの開放値が低いものを選ぶ必要がある。
※一概に明るければ良いってもんじゃない。
焦点距離
そのレンズがどの画角で撮れるのかを表す。
例として、またニコンのレンズ
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの場合でいうと
焦点距離70mm~200mmの画角で撮れるレンズですよっていう事。
ズームレンズのF値、焦点距離の表示
後から説明するズームレンズについてはこんなF値、焦点距離の表示がある。
例としてニコンのNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRで言うと
・焦点距離は18-140mm
・F値が3.5-6.3
とあるけど、見方としては
・焦点距離が18mmの時はF値開放値は3.5
・焦点距離が140mmの時はF値開放値は6.3
という見方をする。この場合だと、寄った時は暗くなるよという事。
焦点距離の違いによるレンズの呼び名
焦点距離の違いにより以下のように呼ばれている。
例として広角、標準、望遠で焦点距離の違いによる写真の見え方はこんな感じになる。
レンズは自分の用途にあったF値、焦点距離を選ぶ必要があるという事。
広大な景色を撮りたいと思ったら広角レンズが必要だし、運動会とかで選手を遠くからアップで撮りたいと思ったら望遠が必要、みたいな感じ。
レンズの種類
焦点距離を変えられるレンズの事を
ズームレンズ。
焦点距離を変えられないレンズの事を
単焦点レンズと呼ぶ。
それぞれに特徴がある。
ズームレンズ
1つのレンズで幅広い焦点距離をカバーできるので便利
比較的、暗いレンズが多い
単焦点レンズ
明るいレンズが多いため、写真が明るく、ボケやすい。
焦点距離を変えられないので、思った画角で撮るためには自分が動く必要がある。
今回のまとめ
前回の記事もあわせて、ある程度の初歩的な知識は書けたような気がする。あまり難しい言葉を使わずに書いたつもりだけど、上手く伝わるだろうか。
とりあえず娘に言っておきたいのは
追加のレンズが欲しい場合は、ちゃんとバイトして自分で買いなさい、という事。パパも積立貯金してるんだぞ。
カメラや写真の知識については自分もまだまだ勉強する必要があるので、写真を撮りまくって楽しみながら習得していきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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