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情景190.「氷の張る上に」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「氷の張る上に」です。

アスファルトにうっすらと張った朝の氷溜まり。
踏めば“パリッ”と、音がする。
晴れているのにとんでもなく冷めてる朝ってありますよね。

もう3月だというのに2月中旬くらいの話題で恐縮ですが、
「あぁ、これ朝積もってるな……」
「ああ、これ積もらない系の雪だな」
なんとなく、そういう直感が働く夜ってありますよね。

最近は天気予報の精度もどんどん高くなっていて、翌日の天気くらいならたいてい予報の通りになっちゃいますね。

で、予想通りの積もらない朝を迎えた私が朝パンを求めて外に一歩踏み出したときの情景です。

雪が舞っていたほどの気候ですから、積もらなかろうとそりゃあ、寒いです。
そんなときに見かけるアスファルトの氷溜まり。
水たまりが凍っちゃっているんですね。

放っておけば勝手に溶けるものだけど、道すがらあえて踏みに行く朝。
そんな他愛のない情景。
お楽しみください。


あなたが見た情景』は、目の前の景色を眺めるように情景を思い描ける、ちょっとしたお話のあつまりです。

どこからでも何話からでも好きなところから読みはじめて大丈夫。
気になったタイトルをひらいてみてください。



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