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情景100.「晴れていく」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「晴れていく」です。

湖のほとりでの落ち着いたひとときのこと。
晴れていく景色の“さき”は、自分に何を見せてくれる?

けぶる。
好きなフレーズです。

はっきりとは見えず、想像を膨らませながら視る。
おぼろげに何かがいるという存在感を、湿度の先に感じ取るような。

長谷川等伯の『松林図屏風』、ありますよね。
私、あれを眺めるのがすごく好きなんです。

等伯の松林図が安土桃山展の特別展示として九州国立博物館にきたとき、しれっとワクワクして足を運びました。

ともかく。
けぶる視界が徐々に晴れていく情景、お楽しみください。


あなたが見た情景』は、目の前の景色を眺めるように情景を思い描ける、ちょっとしたお話のあつまりです。

どこからでも何話からでも好きなところから読みはじめて大丈夫。
気になったタイトルをひらいてみてください。



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