人生

私にだって、運の尽きくらい待っていたし、生きて入れば人はみな同じく等しく痛い思いをするようになっているのです。されど失恋、まだこんな若いうちの失恋、周りの人たちが何事もなかったかのように過ごす平和な今日でも、泣きたいほどの痛い思いをしている人は必ずいるのでした。それは別に私だけでもなく、過去の彼だってそうだし、親しくしている友人だってまたその一人、人は絶対に一人では生きられないのに、時折一人になりたくて、それが憎しみにも変わってまた災いを呼ぶ。きれいごとはいらない、全部偽善な戯言だという人もいるけれど、私はそんな汚いことばに詰め込んで投げ出して汚してしまうような人たちよりも、奇麗だったねーって、儚くても馬鹿らしくてもいいから、そうやって日々をかみしめられる人間の方が好きだし、そして私もまたそうありたいと、思うのでした。誰になんといわれようと私の人生だから、わがままでもいいので、そしてそのわがままもプライドも、人を傷つけるものではなく、自分にきちんと課して生きていけるような、死ぬときに、死ぬその今日瞬間だけでも立派だったなと思って死にたいと思うので、今日思ったことはまた、今日のうちにここに書き留めておくことにしました。

私の人生があとどれくらい続いていくのかは誰にもわからないけれど、まだ生きていけるのであれば、今日より明日の方がきれいでかわいくありたいものです。

腐るのは、腐るのだけは、どうしてもいやなのでして。

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