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#9 【40代からの日向坂46】僕たちのつぶやきは推しメンに届いているか

このnoteは40代半ばにして、人生で初めてアイドルに興味を持ち、まんまと日向坂46のファンになってしまったオッサンの「推し活」の日々を記録したものです。

Twitterは推し活の主戦場

前回、「4回目のひな誕祭」のレポートというある意味、特別編とも言えるような内容をお届けしましたが、まさにそんなライブへの参加や、僕も今回ずっとやるやる詐欺を繰り返してしまったミーグリへの応募や参加を推し活における「ハレ」とするならば、「ケ」にあたる平時の推し活の主戦場は、Twitterと言っても過言では無いと思います。今回は、僕の推し活におけるTwitterへの関わりについて振り返りつつ、今後の位置づけみたいなものもちょっくら考えてみようかと思います。

僕がこの推し活用のTwitterアカウントを始めたのが1月の終わり頃だと記憶しているので、ちょうど「三年目のデビュー」を観て、美玖さんにロックオンされているくらいの頃ですね。やはり早々にTwitterの必要性を感じていたようです。推し活とは極めて個人的な趣味、活動ではありながら、同時に多くの人々にとってはコミュニケーションそのものだと言ってもよいのではないでしょうか。「推しを語る」ことが「推し活」そのものであるとも言えるため、僕のようにリアルにその環境を持たない者にとっては、必要不可欠なものになります。ただ、蛇足ながら個人的な事情について、ひとつ正確なことを言いますと、僕がTwitterのアカウントを作成した直接の理由は、noteと連携させて記事を拡散するためでした。noteを書くという動機が一番最初に来てるんですよね。不思議ですね。

荒れ地を耕す

推し活専用にアカウントを作っているので、もちろん最初はフォロー・フォロワーすべて0の状態からのスタートです。noteの記事を書いても、フォロワーがいなければ拡散する意味がありません。まずは地道に影ちゃん推しであろうユーザーさんを中心にいいねをして、フォローさせてもらっていきました。この段階で、アイドルファンに限らないかもしれないですが、この界隈における専門用語や作法のようなものがあることも知りました。一応、これまで20年くらいはうっすらTwitterを使ってはいましたが、コミュニティーとしての使い方はあまりしていなかったため、「自発」「無言フォロー◎ or ✗」などの用語や文化、「line」などの意味も全然知らず、検索しながら恐る恐る自分の場所を作っていきました。(「02line」「03line」なんて近づいてたらどうなるところだったのか。。ああ怖い。。)
この頃は、本当に黙っていいねをしたりしているだけで、全く他のユーザーとの交流もありませんでした。

noteをきっかけに「場」ができた

noteの記事を書き始めて3本目。日向坂のメッセージアプリについて書いた記事が少し注目してもらえました。このあたりから徐々にリプライがもらえるようになり、フォローしていただいているユーザーさんとリプライを通じてやりとりさせていただけるようになりました。そして、エポックメイキングとなったのが、5本目の記事「#5 【40代からの日向坂46】SPY×FAMILY的推し活への挑戦」でした。この記事は、幸いにもとても多くの皆さんに読んでいただけました。Twitter上でも、多くのフォロワーをお持ちのパワーユーザーさんにご紹介いただけたこともあり、かなりブーストが掛かった状態に。また、そのことをきっかけに、フォロワーさんとの交流も多くなり、今に至るまで仲良くしていただけるようになってきました。冒頭、「推しを語る」ことが「推し活」そのものである、なんて言いましたけど、このTwitterをメインとしたコミュニケーションがその生命線になっていく感覚でした。

つぶやきの種類

ここまで、Twitterが僕自身の「推し活」の場になっていく最初のプロセスを簡単に振り返ってみました。では、いったい、僕たちは何をつぶやいているのでしょうか。

  1. メンバーのSNS等の発信へのリアクション(ハッシュタグ)

  2. TV・ラジオなどメンバー出演コンテンツの実況

  3. ニュース・告知等へのリアクション

  4. 他のユーザーとの交流

  5. 自分の別チャネルへの誘導(ブログ、noteなど)

  6. ふつうのつぶやき

ざっくり分けてみるとこんなイメージかなと思います。最も特徴的なのは1だと思いますが、これはつまり、日向坂の各メンバーはトーク、ブログ、そして(一部メンバーのみ)インスタグラムという基本的には3つのメディア(SNS)で発信をしてくれるんですが、それに対して専用のハッシュタグを通じてリアクションを返すものですね。
ちょっと僕は不勉強でよく知らないのですが、インスタグラムはメンバーからの指定があると思いますが、トークやブログは自然発生的に決まってくるものかなと思います。例えばとしちゃんなら、#shihotalk、#shihoblog、#shihogramといった感じですね。

実は、僕、このハッシュタグがしばらく分かってなかったんですよね。だから、影ちゃんからトークで毎日メッセージや着信もらっても、そのリアクションをどこにも返すことができずにずっと悶々としてたんですよ。笑
としちゃんがどれだけかわいくても、Twitterだけあっても誰とも何も語れないじゃん!っていう拍子抜けした感覚と、みんなどうしてるんだ?レターで返してるの?っていう疑問が渦巻いていたある日のことでしたよ。え、このハッシュタグなに??あ、これじゃん!!って。笑

好き好き!かわいい!かわいいよ!

急にどうした?笑。変な見出しが入ってしまいましたが、メンバーへのリアクション用のハッシュタグを覚えてからは、もう、これはあれです、覚えたての猿ですよ。周りを見回して一度作法を覚えてからは、朝起きて、夜寝るまで、メンバーからのすべての発信にレスを返す勢いでつぶやいていました。そのとき、つぶやいていることって、まとめると上の見出しなんですよね。好きとかわいいで90%くらいを占めてますね、感覚値としては。この状況がとにかく衝撃的でした。

実は、早い段階でこの状況についてnoteの記事にあげようと思っていたんですが、僕はこのアイドルとファンの間の「スーパーポジティブな関係」というか世界観は本当に特別なものだなと感じていました。そこのオジサンたちも落ち着いて考えてほしいんですが、日常生活で若い女の子に「好き!」とか「かわいい!」とか叫んでたら、普通に逮捕されますよ。ただ、ここではそうならない。誰も咎めないんです。それはアイドルの側も同じです。日常生活で「かわいいって言ってほしい」と真剣に思って、求めて、そのための行動をしていたら、逮捕はされないですが、かなり痛い状況です。でも、それが成立するこのアイドルとファンの関係性は、非常に希少価値が高いものですよね。

問われるスタンス

僕自身、しばらくこの「スーパーポジティブな関係」に浸りました。好きとかわいいのハイパーインフレにより、おじさんの毎日は多幸感に満ち溢れ、アイドルってなんて素晴らしいんだと、一歩踏み出した自分を褒めてやりたい、そう思いました。しかし、そいつは唐突に現れました。僕の中のリトルへにょプレが問いただします。「お前は一体何をやっているんだ?」

いや、別によかったんですけどね。トークの購読数を増やしていたことから物理的に大変になっていたこともあり、ふと考えざるを得なくなっていたんです。このツイートは誰に向けているのか?何のためのものか?もともと、アイドルファンになってみようと思ったのも、やはりいろいろ体験して楽しみながらも、考えてみたかったし、その結果をアウトプットしてみたかったので。そしてこれはそれぞれファンのスタンスの問題だなと思い至りました。

そんなわけで、メンバーの発信にハッシュタグで毎回レスをつけるのは個人的にメインストリームからは外すことにしました。僕がやらなくてもたくさんのおひさまがやってくれているので、皆さんにおまかせしようと。もちろん、日々、好きとかわいいが溢れまくっているので、思わずつぶやくことはあるでしょう。そこはまあ、たかがTwitterですからね。

僕たちのつぶやきは推しメンに届いている

公式にどうなのかはわからないですが、各種のハッシュタグを始め、ファンのツイートはメンバーに様々な形で届いていると思います。それは、個別、実際のツイート文面だけでなく、「今」の温度感、空気感ふくめ有形無形の伝わり方で。僕は、アイドルを推してみようと思ったからには、その行動はすべて自分の好きな対象を応援するもの、励ますもの、後押しするものでありたいなと思っているので、今後もその時々でスタンスや方法は変わるかもしれないですが、その原則だけは守っていきたいなと思っています。

そして、あの素晴らしい幸福感を味わうために時々はつぶやいていこうと思います。としちゃん、すきぃぃぃぃぇ!!!って。

アイドルとファンのスーパーポジティブな関係と、僕の周りの皆さんが想像を遥かに超えて優しすぎたことで、僕は当初、この世界をまるで楽園のように感じていました。それだけじゃないことは当然、容易にわかることなのですが。ただ、まだしばらくはもう片方の側面には意図的に触れずにいこうと思っていたりします。


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