7日目:アニッチャ

昨日と打って変わって体調よし。そして、、待ちに待ったシュワシュワ現象が降臨!「身体のパーツごとの観察に慣れてきたら、大きな部分ごとに大きな流れで観察してみなさい。その流れが、心に溜まった汚濁を浄化し尽くすのです」意味がよくわからんかったこの感覚が突如身体に現れたのです。身体が瓶になったように固くなり、首のうしろあたりがシュワってきたと思うと、炭酸水になったように、シュワシュワ~と頭から足に流れていく感じ。超不思議体験。やった!気持ちいい!汚濁の浄化だ!しかしそう思った瞬間にシュワシュワは消えていきました…時間にしてほんの10数秒。

とはいえ、追い求めてきたシュワシュワがきたわけで達成感ハンパなし(べつにこれを達成しにここに来たのではないが)。と浮かれたのもつかの間。師曰く、それで終わりではない。というかここからが本番だと。たとえ、心地良い感覚を感じてもそれを追い求めてはならない。良い時も悪い時も、常に平静でいることが大切だと。いや、でもシュワシュワで「心の汚濁を浄化し尽くす」って言ったがな…とかなり煙に巻かれた感。しかし、他人を攻めてはならない、疑ってはならない。それも平静さを失っている証拠だと…ぐぬぬ…

常に平静であれ。それがいちばん重要である。それは毎日瞑想の最後に流れてくる「アニッチャ」という言葉に集約されます。パーリ語で「無常」。つまり「すべてのものは生まれては消えていく」という意味。今感じている苦しみや痛みも、はたまた幸福も、すべては消えてなくなるもの。それにいちいち執着して何の意味があろう。不快な感覚が終わることを望まず、快適な感覚が続くことを望まず、平静でありましょう。と。そういえば手塚治虫のブッダでもそんなこと言ってたな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?