1日目:アーナパーナ

毎日は、こんな具合。

04:00      起床のベル
04:30 – 06:30  ホールまたは各自の部屋で瞑想
06:30 – 08:00  朝食と休憩
08:00 – 09:00  ホールでグループ瞑想
09:00 – 11:00  ホールまたは各自の部屋で瞑想
11:00 – 01:00  昼食と休憩
13:00 – 14:30  ホールまたは各自の部屋で瞑想
14:30 – 15:30  ホールでグループ瞑想
15:30 – 17:00  ホールまたは各自の部屋で瞑想
17:00 – 18:00  お茶と休憩
18:00 – 19:00  ホールでグループ瞑想
19:15 – 20:30  ゴエンカ師の講話
20:30 – 21:00  ホールでグループ瞑想
21:00 – 21:30  ホールで質問の時間
21:30      就寝/消灯

瞑想は、60人が体育館ぐらいのホールに集まって行います。木々に囲まれ自然の風を感じながら〜を期待してたのですが、光も風もない屋内がよいとのこと。入ると、座布団がキレイに並べられています。おしりの痛い人はクッションやブランケットで自分なりの座り心地にカスタマイズ可。なんなら座椅子も使ってよし。ちなみにホールも含めて施設内は男女完全分離です。

朝イチの瞑想は4:30開始。といいつつ任意集合だし、5:00ぐらいからぼちぼち集まるんやろなと思って5:00すぎに行ったら、すでに全員座ってて物音ひとつナシ。空気張り詰めまくり。のんびり癒し気分で来たぼくは、ちょっと血の気が引きました。全員必参加のグループ瞑想(1日1時間×3セット)以外はゆるゆる過ごせると思ってたら、基本的に休憩時間以外は瞑想タイム。1日10時間。思てたんと違う。

1〜3日目は、アーナパーナという基本の瞑想法。目を閉じて自分の呼吸をひたすら観察します。どっちの鼻の穴から空気が入ってきて、どっちから出て、鼻毛がどんだけそよいで、鼻の下に空気がどんだけ触れて、みたいなのを延々と。無心で呼吸だけに集中すべし。ただ観察すべし。シーンと静まり返って瞑想する異様な雰囲気に呑まれつつ、見よう見まねでやってみます。しかし、これが意外とムズイ。開始10秒ぐらいで、いろんなことが心に浮かんでくる。走馬灯感ハンパない。こらあかんと思って、鼻息でそよぐキャラ(一反木綿みたいなやつ)を思い浮かべて集中する作戦に出ましたが、それをスースー吹き動かしてたら、次はその一反木綿が話しかけてきたり、それがのれんに変わって奥から店長みたいなやつが話しかけてきたり、それが昔のバイトの先輩に変わったり…めっさ瞑想してるふりしながら1分たりとも集中できず。そして初日が終わります。

人はここまで無心になれないものなのか。

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