9日目:最後にシュワシュワ

思うように瞑想できない → イライラする → 余計できない → 落ち込む → もっとできない → 瞑想時間終了。合宿も終わり間近にして、イライラと焦燥感がぶり返す。うつ病に近い状態。うつ病の人はこの修行に参加NGという理由がわかります。この浮き沈みに耐えるのはけっこう大変だと思う。べつに悟りを開きたいわけでもないし、この体調不良の中がんばる必要あるのか…。ブツブツ思いつつも、でもまぁ明日には聖なる沈黙が解かれエンディングモードになるので、事実上これが最終日。もうしばらくの辛抱。

すると、あれ?なんかまたやってくるかも?という序章をへて、瞑想最後の10分に例のシュワシュワがやってきた。もうこの心地よさに執着はせーへんでと、平静さを保つことに注力すると、シュワシュワは微炭酸からドンパッチ級へ成長していき、MAXシュワシュワ。朝礼で貧血で倒れる直前ぐらいのシュワシュワ。身体の中だけが溶解したような感じ。終わりの合図がやってきましたが、しばらく呆然と座っていました。

最後にいい終わり方ができてほっとしたと同時に、ただ瞑想して身体を観察していく、それだけのことが、ここまで心を揺さぶっていくのだなぁとなんとも不思議な感じでした。

そういえば、先生に質問しても、最後までわからなかったことが1つ。イライラしたり心がざわついた時に、それは必ず身体のどこかに関連づいているという。胸のあたりとは限らない。お腹かもしれない。腕かもしれない。毎回変わるのだという。イメージではなく事実として。それがどうしても見つけられませんでした。しかし、続けているといずれわかるらしい。でも、わかったとしてもたいして重要なことではない。そうした感覚も心乱さず客観的に観察するのだと。いや、イライラしてる時点でもう心乱れてるんだけど…

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