2日目:頭より身体で知る

今日も早朝から息をスースースースー。しかし、数分で心はあちらこちらに飛んでいきます。「そういう時はフンッと強い息をするといい」先生のアドバイスをもらって、少しずつできるように。しかし、隣の人もフンッ、フンッって鼻息荒くやってるから今度はそれに集中力を欠く始末。挙句の果てには、ななめ前のおっさんが放屁テロ。呼吸に集中しとる時にはこれは…

毎日の終りには約1時間の「講話」と呼ばれる説法がテープで流れます。なんのために1日何時間もスースーやってんの?などの日々の疑問はここで解消。その他、この瞑想のいきつく先はこうだ。日々の生活でこう役立つのだ。というのが毎日順を追って説かれます。沈黙生活ですから、人の話を聞けるだけでもう楽しい。刑務所で受刑者たちが慰問の演歌歌手に盛り上がる気分が少しわかりました。どうにも疑問なことがあれば、先生に質問コーナーがあるので(ここはしゃべってよし)聞くのも可。

ちなみにこの修業、「自分の体験を経て知る」というのがモットーらしく。頭で聞いて理解した気にならないのが重要とのこと。だから解説はすべてタネ明かし的に体験の後。普段の生活とは逆。でも後半戦になってそれにすごく納得することになります。

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