紅葉の立山黒部アルペンルートをゆく
立山黒部アルペンルートは、北海道の大雪山とならび紅葉が一番早いそうなので、コロナ後初めての紅葉の撮影地に選びました。ホームページによれば、立山黒部アルペンルートとは、
北アルプスを貫き、富山と長野を結ぶ山岳観光ルート
立山黒部アルペンルートは標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートです。総延長37.2km、最大高低差は1,975m。そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあります。富山県側の立山町「立山駅」から長野県側の大町市「扇沢駅」まで乗り物を乗り継ぎ、いくつもの景勝地を通って気軽に、雲上に広がる立山黒部の雄大な大自然を満喫することができます。
ホームページが非常に充実しており、撮影スポットや見どころ、乗り物の時間などを事前に調べるのに便利でした。
立山黒部アルペンルート公式サイト (alpen-route.com)
富山で前泊し、当日朝8:11の電車で富山を出発し、通り抜けコースで17:00頃に終着点の扇沢に到着しました。
今回は見頃を迎えていた弥陀ヶ原、室堂、大観峰、黒部平を中心に撮影してきました。
立山駅から立山ケーブルカーで美女平まで行き、立山高原バスに乗り継ぎ称名滝、七曲り道路を経て弥陀ヶ原に向かいました。
(設定で画質をHD1080pにしてご覧下さい。スマホでの視聴がお薦めです。)
弥陀ヶ原(10月12日 午前10時30~12時00頃撮影)
弥陀ヶ原はラムサール条約に登録された国際的にも貴重な湿原であり、
まるで雲上の楽園といった趣があり非日常の黄、橙、赤の紅葉を楽しみました。雲がないと眼下に富山の街並みと日本海を望むことができます。
再び立山高原バスに乗り天狗平を経て室堂に向かいました。
(設定で画質をHD1080pにしてご覧下さい。スマホでの視聴がお薦めです。天狗平、室堂が一番良く撮れていると思います。)
室堂(10月12日 午後0:30~1:30頃撮影)
立山黒部アルペンルートの最高地点標高2450Mである室堂からは
例年より早い降雪のため雪化粧した立山連峰を眺めることができました。 見出しの写真は「北アルプスで最も美しい火山湖」と言われるみくりが池と立山連峰です。鏡のように湖面に立山連峰が映り美しかったです。
天候に恵まれ澄み渡る青空の下、木々の緑、紅葉の赤、冠雪した立山連峰の白の「三段紅葉」を楽しむことができました。
大観峰(10月12日 午後2:00~2:30頃撮影)
室堂から立山トンネルトロリーバスで大観峰に到着しました。
大観峰からの眺めは眼下に広がる錦秋の絨毯と北アルプスの峰々、そして黒部湖を一望でき、まさに絶景中の絶景といっても過言ではない美しさでした。ここでも室堂で感じた雄大さと優美さが共存しており、ロープウェーで行く錦秋の海の美しさは格別でした。
黒部平(10月12日 午後3:00~3:30頃撮影)
大観峰から錦秋の絨毯の中をロープウェーで行くと黒部平に到着しました黒部平からはさっきまでいた大観峰を仰ぎ見る形になり、冠雪した大観峰とあいまって雄大で優美な紅葉の景色が広がっていました。
黒部ダム(10月12日 午後4:00~4:30頃撮影)
黒部平から黒部ケーブルカーで黒部ダムに到着しました。映画『黒部の太陽』で有名な黒部ダムは7年に渡る難工事の末に1963年に完成しました。そのスケールの大きさは写真のダム上部の米粒のような人を見ればご理解いただけるでしょう。毎秒10トン以上の水を放出する観光放水が行われており、ダイナミックな景色を楽しむことがきました。
ほぼ1日かけてこの行程を来たわけですが、豊臣秀吉と徳川家康が天下を競った小牧長久手の戦いの最中に、もともとは織田信長の家臣であり、当時は秀吉に臣従していた富山城主の佐々成政が、家康に味方するために、この立山黒部アルペンルートを厳冬期に文字通り通り抜けて浜松の家康に会いに行ったという「さらさら越え」伝説が残っており驚くとともにその苦難の旅に思いを馳せました。
今回の秋旅は運よく秋晴れの晴天に恵まれ、様々な乗り物を乗り継ぎながら、多彩で起伏に富んだ景勝地を廻る世界有数の山岳観光ルートを満喫することができました。
今回の旅行では、富山で前泊しましたが、富山といえば海の幸ですね。
北海道旅行の時もそうでしたが、回転ずしが新鮮でクオリティーが高く美味しかったです。
氷見きときと寿し / TOPページ (kitokito.jp)
最後までご覧いただきありがとうございました。
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