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クラブに行くのがつらい期

ハッピーハードコア系のクラブイベントに行きたくなくなった。というかしばらくはもう行けない、心が動かない。

こんなこと書いてもさ、誰も喜ばないんだっていうのはわかってる。
私と仲良くしてくれる人たちって本当にちゃんとハッピーハードコア、UKハードコア、、を始めとしたレイヴ音楽が好きで向き合ってる人が沢山いるから、そういう人たちのこと考えたら押し黙ってる方がいいっていうのは分かってる。そうしたかった。

でも、先日のWRで「今日はHONOKAさん一緒じゃないんですか?」みたいにEFU(相方)に聞く人がいたっていう話を聞いてね、申し訳ないなって。
HONOKAっていう名前を知らなくとも、顔だけでもなんとなく覚えてくれてた方なんかもわざわざ気にかけてくださってたりもしてる。
EFUは"明日用事があるらしくて"、なんて言ってやり過ごしてくれたりしたみたいなんだけど、この先ずっとこんな感じで嘘つかなきゃいけないのが嫌だった。「行きたくない」という本心が「行きたいけど行けなかった」風に改ざんされてるのもなんか腹立たしかった。
だから私からちゃんと発信しないとなって思って書いてます。

ことは単純で、遊びに行って嫌な気分になることが多いからもういいや、ってなってしまったのが原因。
中でも、あるイベントで出演者の某MCに突然頭を掴まれるということが少し前にあり、それが大きな決め手になりました。
軽いボディタッチとかそういう域を超えてたと思うし、痛みを感じるくらい力を込められて(大袈裟すぎって言われるかもしれないけど私は痛いと思った)。一緒に行動してたEFUが気付いて止めてくれたんだけど、それでもやめてくれなくて何回か繰り返された。
件の人にはそのイベント以前からも何度かちょっかいかけられることはあったから(許可なくで勝手にプライベートな写真をアップされたりとか)、そういうのも積み重なっていって…こんなことばかりならもう嫌だな、いいかな、という気持ちになりました。
その出演者はEFUの先輩にあたるポジションではあるものの私はほぼ関わりないし(私から話しかけるとかも基本はない)単にEFUと仲良いから同じノリで同じように対応していいんだろうって思ってたんだろうな、バカだから。
悪ふざけなのかナメられてんのか私のことが気に入らないのか分からないけど、そもそも人見知りで脈絡なく手を触れられるということが苦手なので本当に嫌だった。あの時はギリギリ泣かなかったけど正直泣きかけてた。

これがこの世界の文化なのかな、スキンシップとして受け入れなきゃいけないのかな。それがこの界隈の当たり前なら、郷に従えない私はもうクラブなんて行かない方がいいんだろうな…みたいに悩んじゃったり。
加害者側が全然知らないお客さんだったら何とか水に流して忘れようと思えたかもしれないけど、演者側だし今後イベント行ったらどうしたって顔を見ることになるだろうなって考えたら辛くて。
とはいえ周りに気を遣わせるのはしんどいし、その人のことを素直にリスペクトしてる人が多いのも分かってるからそういう人たちにはしがらみとかなく素直に楽しんで欲しい。だったら私が家で大人しくしてればいい話だよねって結論になりました。
だからWRの日はEFUと夜ご飯食べて秋葉原に送り出した後も、私はそそくさと1人で帰宅して家でボケっとしてた。次の日も特に用事とかはなかった。

知らない人とでも音楽っていう共通言語で盛り上がれるっていうのがクラブのいい所だし、私も別にその場のノリというか、アンセムかかって知らない人と肩組んだりとかくらいならできる。外国人のお客さんに声かけられた時に英語わからんすぎて適当さ全開で返したりすることもある(ああいうのも面白い体験だとは思ってる)。
でもあの時のそれは、文脈も何もないただの暴力だったと思ってるから…またそういうことが繰り返し起こるかもって考えたら行く気になれなくてどんどん消極的になっていく。
音楽には罪ないと思っててもネガティブな方向に思考が寄ってしまってDJ練習する気おきないし、先日もEFUがDJ練習してる時にUKHCでB2Bやろうって誘ってくれたけど全然乗り気になれないままほっぽりだしちゃったり、そんでそんな自分に嫌気さしちゃったりを繰り返してしまってる。
良い音楽って頭で分かってるのに界隈に疲れすぎちゃって、あんな人らがやってるような音楽なんて程度知れてるしバカバカしい、みたいにどんどんひねくれていっちゃいそうで自分の心が怖い。
それでも自分の心が回復することがあったらまた遊びに行くかもしれないし(というか本当は行きたい)そしたらまたお話とかしてくれたら嬉しいなと思ってます。それまではDJもTRANCEやHARD DANCEをのんびり練習しようかなとなっている。

クラブは怖くないとことか気軽に遊びに来て欲しいとか言ってる人沢山いるしなんなら私もそっち側の思想ではあったけど、一方で不愉快な気持ちを覚えて泣き寝入りしてる人も沢山いるのかもなと考えたら、安易に来て欲しいなんてやっぱり言いづらいかもしれないな。
みんな来てとは簡単に言うくせに来たあとのことに対しては誰も責任とってくれないので。

もし好きな音楽ジャンルがあってクラブ遊びにも興味あるよって人がいたら、信用のおける友達がいると分かってる界隈のイベントから挑戦することをオススメします。その友達が作法をわかってる人なら尚良い。

この件で知り合いが心配してくださったりする中で色々と話を聞く機会もあって、被害にあっても表立って声を上げる人も少ないのか同じような話は結構あるみたいだし、件のMCも周りが注意しても聞く耳持たなくて何度もやらかしてるらしい。
それでもこのままうやむやにするのは私の性格的に嫌だし、当人にはしっかり反省してもらいたいです。
また、これはお願いなのですが、関係ない方に風評被害が行くことだけは避けたいので、クラブシーン全体を卑下するといったりはしないで頂けたら嬉しいです。
界隈全体が変わるにはまだ時間がかかるかもしれませんが、こんな気持ちになる人が少しでも減ってくれたら、誰でも楽しめるような場所になったらいいなと思います。

このままUKHCのイメージ下げて終わるのあんまりなので以下最近のリリースで好きだったやつ3曲載せる↓

Daniel Seven & Alaguan - HARDCORE POWER 
Jorg Schmid - Enemy
No Hero - Need U

脳死でdigるとONESEVENTYばっかなことが多いんだけど中でもNo Heroは最近まじで個人的に好きなの多いなーと思いました。

おわり

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