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74.朕は国家なり。

①ルイ14世の内政。

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ルイ14世は思っていた。自分の権力はまだうわべだけのもので貴族の皆もどこかよそよそしい。いつか寝首をかかれるかもしれない。だから自分の権威を強めることにした。

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この時代は地上の支配者は神の代理人である教皇である。教皇が各貴族よりも権威は上だった。だから昔は十字軍も派遣できた。神の要請だから。

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しかし、ルイ14世の権威を強めるため、神学者ボシュエは王権神授説を唱えた。神から地上の支配を代わりに任せられたのは王である。ということである。これを浸透させれば王の権威を強めることができる。

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次。フランスはカトリックの民が多い。自分の権威を高めるために、少数派を攻撃し始めた。カルヴァン派を攻撃した。

ルイ14世「ユグノーたちよ!出て行け。ここはカトリックの国である。」

ユグノーらはフランスから追放され、オランダなどに逃げていった。きっとフランスの経済力は落ち込んだことだろう。

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 さらにルイ14世はこう続ける。

ルイ14世「私は神からフランスを賜った。だから神が作った国境が存在する。」

フランスの周囲には川なり山なり天然の国境がある自然国境説を唱えた。そしてフランスの西にはライン川が存在している。しかし、オランダはこれを超えて存在している。だから領土を侵犯しているオランダを攻撃していいとなった。ファルツ戦争である。

②ルイ14世の外政。

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ルイ14世は戦争しまくっているし、カルヴァン派は追放したし、財政難担っていた。どうにかしなければ。財務総監コルベールを呼んだ。

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コルベールは考え、国の富は貴金属とした。これが重金主義である。そしてその方法は貿易によって輸出を多くして輸入を少なくすればいいとした。これが貿易差額主義である。

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コルベールはさらに続ける。

コルベール「陛下。なぜ隣国のオランダやイギリスが世界貿易の首位であり続けられるかわかりますか。」

ルイ14世「早く言え。」

コルベール「植民地であります。すでに多くの植民地を獲得しています。フランスも植民地獲得に打って出るべきであります。」

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フランスは新大陸に植民地を作った。ルイの土地であるルイジアナを獲得した。

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