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解剖学ノート

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解剖学の細かな部分のまとめや気づいたことに関してのマガジンです
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2019年1月の記事一覧

短趾伸筋の起始と足根洞

ある解剖学書を読んでいたら、短趾伸筋の起始は足根洞と記載がありました。ん?足根洞ってスペ…

趾節間関節の種子骨と付着筋

第一中足骨頭の底面にある種子骨ですが、自分の理解では種子骨は筋肉の腱の中にあり、どの筋の…

指先の痛みとC繊維

指先の痛み、例えば紙で指先を切ってしまった時や爪周りの逆剥けなど、それらは大した怪我でも…

鈎状突起と下位頚椎の動き

解剖学書を読んでいて、下位頚椎には鈎状突起(ずっとシャクジョウトッキと読んでいましたが)…

滑膜ヒダについて

解剖学書を読んでいると、関節のところで『滑膜ヒダ』と記載のある箇所があります。解剖学書を…

肩甲骨周りの筋肉と拮抗筋

肩甲骨の動きとそれに関与する筋肉をまとめた記事をこちらで書きました。そちらの方が見やすい…

恥骨結合

機能解剖学書を読んでいて、恥骨結合にかかる力の方向が座位と立位では逆になるとの記載がありました。 座位の場合、仙腸関節を通して体重は坐骨結節にかかります。この時、仙腸関節から地面に向かう力はそのまま坐骨結節にかかりますが、仙腸関節から外側に向かう力は寛骨にそって力を伝達し、恥骨結合を圧迫するように働きます。 立位の場合、仙腸関節を通して体重は股関節にかかります。この時、仙腸関節から地面に向かう力はそのまま股関節にかかり、仙腸関節から外側に向かう力も股関節にかかります。よっ

手根骨の動き

舟状骨骨折手術後などは手首背屈制限などの可動域制限が残りやすい。ただ手根骨の動きなどは自…

十字靭帯の機能

膝の十字靭帯、前十字と後十字、は大腿骨に対する脛骨の過剰な前方移動・後方移動を制限する。…