舟状骨骨折手術後などは手首背屈制限などの可動域制限が残りやすい。ただ手根骨の動きなどは自分にとっては複雑だったので、機能解剖学書にわかりやすく書いてあった部分をここでアウトプットしたい。
近位手根骨と橈骨を見た時に、舟状骨・月状骨・三角骨に分けられる。これらと橈骨の凹凸の法則は同じで、橈骨が凹で逆は凸となる。よって背屈時は近位手根骨は全て掌側に滑りながら転がる。
これが近位手根骨と遠位手根骨では少し違う。舟状骨は大菱形骨と面しているが、舟状骨が背屈する際、舟状骨が凸、大菱形骨が凹の関係なので、大菱形骨は背側方向に滑りながら転がる。これが、月状骨だと、それに面しているのは有頭骨で、月状骨が凹、有頭骨が凸なので、有頭骨は掌側に滑りながら転がる。さらに、三角骨だと、それに面しているのは有鈎骨で、三角骨が凹、有鈎骨が凸なので、有鈎骨も掌側に滑りながら転がる。
こう文章でまとめてみると難しいが、自分でも書きながらふと思うと、手首が背側した時に、舟状骨・月状骨・三角骨・大菱形骨・有頭骨・有鉤骨のうち、大菱形骨のみ背側に滑りながら転がり、それ以外は掌側に滑りながら転がると言える。
ただ、大菱形骨と有橈骨の間の小菱形骨はどう動くかの記載はなかったので、これは今後調べていきたい。
追記
小菱形骨は舟状骨に対して凸との記載がありました。よって小菱形骨自体は背屈時に掌側に滑りながら転がりますが、遠位手根骨同士はほぼ不動との記載もありました。
Calant Sports Rehab & Performance
代表:爪川 慶彦
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