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失恋とブラッシュアップライフ

失恋したので気を紛らわすため映画やマンガなどを未漁ろうと思い友人に失恋した時になんか良いオススメない!?と聞いたところ
「A子さんの恋人」(漫画)と「ブラッシュアップライフ」(ドラマ)を勧めてくれた。

友人には申し訳ないが「A子さんの恋人」は本当に無理なやつだった。失恋した人にとって心の傷をえぐるような描写が多々あるわ、些細な恋の思い出がエモーショナルに描かれているわ、本当の別れとはこういうことかみたいな漫画で3時間は号泣した。
悲しみに浸りたいタイプの人にはオススメだが、元気になりたい人には全くオススメしない。

一方「ブラッシュアップライフ」はめちゃくちゃに良かった。単純にストーリーが面白いのもそうだが、すごく励まされたし気づきがあった。どこがそんなに良かったのか書いていきたいと思う。ネタバレがあったら申し訳ないので嫌な人は読まないでほしい。

恋愛至上主義ではないこと

漫画やドラマには、愛する人と結ばれたことで幸せになった!とか恋愛は人生を豊かにする!とか結婚できてハッピーエンド!とかそういうコンテンツがめちゃくちゃ多い。
まあ、それも人生の一つだし確かに好きな人といられたらハッピーなのでそういう世界も全く否定しない。
しかし、一方でそんな恋愛至上主義的な世の中だと、恋人がいない自分は劣っているのではないか、とか結婚できない私は不幸だとかそんな考えに陥ってしまう。私も失恋したての時に、彼氏がいない自分は「非リア」に"落ちて"しまったのだとか、今後結婚できないかもしれない私の人生は不幸だと落ち込むこともあった。
こんなメンタルで恋愛系のコンテンツを見たら落ち込むのだろうが、ブラッシュアップライフは女の人生が描かれているにも関わらず恋愛至上主義的表現が全く出てこず、"女の幸せ"テンプレを押し付けられることもなく精神衛生上とても良かったし安心して見れた。
(全然関係ないけど、結婚すること、子供を産むことこそが女としての幸せだ!とか言ってくるやつウザすぎ!)    一般的に、独身アラサー女性が集まるとウチら売れ残りだねとかいい人いないかなとか変な自虐を含んだ表現で描かれることが多いが、このドラマでは、女4人で集まってもただ単に友人と過ごす時間はめちゃくちゃ楽しい人生最高!みたいな感じで結婚していないことを悲観的に思うような描写が一切出てこなかった。確かにそうだよな、恋人と過ごす幸せや結婚する幸せもあるかもしれないけど、友人と過ごす時間だってそれと同様に幸せなはずなのに、なぜ劣っているように感じてしまうんだろう。これでも全然良いじゃないか!と思えた。
私は元彼と付き合っている間、彼と過ごす時間が何より楽しく友人達はその次という感じだったのでそれなりに友人を大切にはしていたがどこがおざなりにしている所があったように感じる。別れてから友人に助けを求めた時、多くの友人がたくさんの愛をもってめちゃくちゃに励ましてくれた。
カラオケに行き、失恋ソングをみんなでめちゃくちゃ歌いまくり、号泣しながらLOVEレボリューションをみんなで歌った時、もうブラッシュアップライフすぎてなんたる幸せ…と友の愛を感じざるを得なかった。
彼氏がいなくたって私はたくさんの人から愛を感じられるし、人を愛せるし、何よりこんなに楽しめるじゃんと少し前に進むことができた。
恋愛に夢中になりすぎて友人を二の次にしてしまったことは猛省しているのでもし次の機会があるならば恋人がいても友を大事にすることもずっと忘れないでいたい。
このドラマを見たからって、私は一生独り身でも余裕ダゼ!!!となった訳ではないけど今も十分幸せなんだと感じることができたのはデカい。今は今で幸せに生きて、もしパートナーができたならその時はその時で幸せに生きて、どんな状況でも幸せなこと不幸せなことは絶対にあるんだからその時の幸せをちゃんと噛み締めて生きようと思った。

めちゃくちゃ前に進んだように見えるけど前の投稿にあるようにまだ全然センチメンタルなので、他にも元気になれるコンテンツがあればオススメ大募集中です🫶🏻

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