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御蔵リハビリ事情👀

さてさて、御蔵島に来て、早半年以上経ちました。

初めは「リハビリって何?」「理学療法士って?」という声が多かった印象ですが、現在は「膝を痛めてしまって…」「じゃあ宮本さんに相談してみたら?」と私のいないところで、島民の方同士でこんな会話がなされることも増えたようです。
リハビリを受けに来られた方が「○○さんからおすすめされたのよ~」といった感じで私の耳にも届いております。
本当に嬉しい限りですね!😊👏

港から里に行くにはこの坂を登ります。
ちなみにまだまだ坂の途中😂
集落にも急な坂が多く、
御蔵島は自転車は危険なので禁止されています🚲
船から見るとこんな感じです🚢
真ん中あたりの点々と白く見えるのが家や学校です。
村中はどんどん坂を上がっていかなければなりません。

個人的な印象ではありますが、御蔵島は急な坂道や階段が多く、腰痛や股・膝関節痛の症状をお持ちの方が多いように感じます。高齢者の方だけでなく、若い世代でも車移動が多いためか、運動や筋力不足による痛みの症状が見られます。村内は徒歩でも5~15分あれば商店やヘリポートなどで用事を済ませられることや運動をする場所が限られていることも、運動不足の要因の一つと考えます。

そのため様々な相談を受けることが増えました。
もちろん、診察をしていただき、診断に基づきリハビリ介入をすることも多いですが、痛みに効果的なケア・ストレッチ方法や自主トレを行うにあたっての注意ポイント、自分にあった運動は何かなど運動指導も行っています。

理学療法士として、一村民として、高齢者から子どもまで皆さんに還元できることがあるのは私自身も嬉しく思います😌

あと残りの任期の中で、更に自分にできることを見つけ、行動しながら日々過ごしていきたいと思います!

なんだか堅苦しくなりましたが、御蔵島でのリハビリがイメージできるといいな~と思い書かせていただきました。以下、ご紹介です(笑)

リハビリは外来・訪問・デイサービスにて行っています。
御蔵島診療所の一室をお借りしたり、社協のベッドで行ったりと様々です。昇降ベッドを使用したいなら診療所、床上動作をやりたいなら和室のある社協といった形で、その方のニーズに合わせて場所を調整することもあります。

診療所の昇降ベッド
社協の和室

今までリハビリスタッフが常駐していなかったこともあり、限られた中で工夫しながら物品を使用しておりますが、意外と様々な方に対応できています!

重錘
エルゴメーター

ストレッチポールや重錘、セラバンドにて負荷量を調整したり、エルゴメーターもあるので運動を確保してみたり…🚴

島の方々、皆さんに対応できるよう、工夫しながら島でのリハビリを充実させていきたいと思います!

御蔵島社会福祉協議会 宮本

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