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私が断酒した本当の理由

私はなぜ断酒に踏み切ったのか?

毎日飲んでました。この何年も一日も欠かしたことがありません。晩酌はもちろん、休みの日には昼間から飲むこともありました。
酒が大好きで、酒がない人生なんて考えられない! そうおもってました。

ある日、異変を感じました

健康診断で肝臓の数値が悪くなったとか、体調が悪くなったとかではないんです。
ただ、妙に酒に強くなったんです。
私は元々酒が弱く、すぐ顔が赤くなるタイプ。
以前はビールを中瓶1本飲むと、顔が赤くなって、気分がほわ~んとしていたものです。だからランチには中瓶1本がちょうどいいなと思っていました。
それが、ここ1年くらいでしょうか、中瓶1本くらいでは全然酔った気がしない。大瓶でもまだ足りない。焼酎とか日本酒とかを飲まないと飲んだ気がしないという状況になりました。そして、あまり顔が赤くならない。
かなりの量を飲んでも、記憶が飛ぶことがない。

これってマズイんじゃないかしら。
何か良くない異変が起きているんじゃないか?
とりあえず当分の間禁酒してみよう、そう思ったわけです。

酵素の問題だった

色々と調べてみると、酒を分解して無毒化するのに2種類の酵素(アルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素)が必要らしいです。この酵素の活性度でお酒に強い弱いが決まるとのこと。
この酵素とは別に、肝臓に別の酵素(ミクロゾームエタノール酸化酵素 MEOS)があり、普段は薬物の無毒化に使われているらしい。このMEOSが動員されてアルコールの代謝に使われた結果、酔いにくくなっている。
酒を飲み続けることで、MEOSが活性化するとのこと。
でもね、この酵素を活性化させると肝臓に負担がかかって、肝疾患のリスクが高まると。

まさにこの状態

幸いこれまでの健康診断では肝臓の数値は悪くありませんでしたが、体が酒に順応した結果、これまでより大量の酒を飲まなくてはならなくなると、おそらく肝臓が悲鳴を上げることになるでしょう。
悪くなる前に予防。断酒いつやるか? 今でしょ! 

お酒が弱かった人が、酔いにくくなったら要注意

酔いにくくなったのは、肝臓が鍛えられたわけではありません。むしろ肝臓に負担を強いる酵素を使うことで、体を守ろうとしているわけです。
この先一滴も酒を飲まないことはむずかしくても、少なくとも酒量を自分でコントロールできるようにしておきたい、それが今回断酒を決意した最大の理由です。
止めてみるといいことばかり。ホント皆さんにも断酒おすすめします!


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