ジェンダーバッシングと宗教右派   社民党福島みずほ×山口智美(米モンタナ州立大学社会学・人類学部准教授)

安倍元首相と麻生元首相が、漢字を読み間違えて、しばしば炎上していたが、今回は、国際政治学者と称している、三浦瑠麗氏が、大喪の礼(たいそうのれい)を「たいものれい」と読み間違えて、炎上していた。

国のトップである首相たちが、読み間違えるのは、決して、許されることではないが、彼らのことだからと、また、やっちまったかという、しょうがないなと思う面もあった。

しかし、三浦氏は、学者と称しているのだから、愛嬌があるな、ぐらいでは、すまされない、極めて、恥ずかしいことだ。

しかも、問題はそこではなくて、三浦氏は「大喪の礼」を引き合いに出して、岸田政権による安倍元首相の「国葬」画策を正当化していたが、完全に論理が破綻しているということです。天皇の「大喪の礼」が皇室典範に定められている反面、いわゆる「国葬」は日本国憲法施行による「国葬令」廃止で根拠を喪失しています。さらに、ワシントンポストとワシントンタイムスの区別もできないとは、国際政治学者という、名前さえ汚している。

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先日、ポリタスTVで、フェミニストの斉藤正美氏と山口正美氏が、統一教会を含めた宗教右派による、バックラッシュを解説していたが、福島氏は、当事者として、関わっていた人でした。
下記は、昨日(2022.07.31)の福島氏と山口氏との対談動画で詳しく語られています。

ジェンダーバッシングと宗教右派 
社民党福島みずほ×山口智美(米モンタナ州立大学社会学・人類学部准教授)


さて、先月に終わった参議院議員選挙で、三浦氏が司会していた、選挙特番で、社民党の福島氏のインタビューを書きおこしたものと、インタビューが終わった後の、出演者の会話を下記に示しています。

番組のアーカイブでみて、出演者の会話を確認したが、ほとんど、書きおこしているものと、同様という印象でした。昨日の福島氏と山口氏の対談を聴けば分かるように、福島氏は、国会レベルで、ジェンダー問題に関わってきていた人であり、東氏がいうように「だから社民党は小さくなるんですよ!」と切ってすてるのは、あまりにも屈辱的な言葉であることは明白です。

夏野氏や三浦氏たちには期待はしないが、せめて哲学者の東氏は、福島氏や山口氏が、過去から、宗教右派を含めて統一教会と闘ってきたことを認識した上での発言を行ってほしい。単に、弱小となった、旧社会党の社民党という組織を皆で、イジメて溜飲をさげることだけで、空しく感じることはないのかい。


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                         福島氏の発言


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                    出演者の会話


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