なぜ日本だけがここまで統一教会の食い物にされたのか マル激トーク・オン・ディマンド(第1114回)#マル激

「なぜ日本だけがここまで統一教会の食い物にされたのか」について、弁護士 山口広氏、ジャーナリスト(前参議院議員)有田芳生氏、宮台真司氏、神保哲生氏で討論が行われた。

まずは、本番組及び他番組から得た情報を参考にして、統一教会問題を整理してみる。

冷戦時代に反共体制を固めるために、韓国軍事政権だった朴正煕と岸元首相は、KCIAの指示で統一教会から派生した勝共連合を創始した文鮮明を媒介して、協力することとなった。岸元首相と統一教会は、フィクサーの児玉誉士夫によってすでにつながりがあった。

日本の勝共連合初代名誉会長には、右翼の大物で戦後政界のフィクサーと言われ、日本船舶振興会(現日本財団)の会長を務めた笹川良一氏を迎えた。岸信介元首相を名誉実行委員長とする集会も開かれたという。

90年代にソ連が崩壊したことによって、勝共連合も方向を見失い、かつ児玉誉士夫と笹川良一といった極右フィクサーもリタイヤしたことにより、統一教会は、資金繰りに困まり、一般人向けにも、印鑑、壺などを不当に売りつける霊感商法を始めた。

この商法も、日本の世間からバッシングをうけたため、ビジネスモデルは崩壊した。その後は、献金を信者向けにのみ、強制するようになった。印鑑、壺などの物品は無くなったが、大理石の天運石(300万円)、聖本(3000万円)などは買わされていた。

そこで、「なぜ日本人のみが食い物にされたのか」ということについては、山口氏は「日本は、秀吉および戦前の韓国侵略や従軍慰安婦問題などで、韓国に対して、ひどいことをした、その罪滅ぼしをすべきだ。日本が戦後復興したのは、文鮮明のお陰なのだと教え込まれると、韓国のために頑張ろうとなる」と述べた。

宮台氏は「社会学的にいえば、60年代なら、家族や親戚の人が入信することを止める人がいたが、80年代は新住民化で、家族がバラバラとなり、孤立化していくことにより、荒唐無稽なことに対して、ブレーキをかける人がいなくなった、」と語る。

有田氏は、すでに、すでにテレビ朝日で語って、問題になったことだが、1995年に警察から、統一教会について、相談を受け、10年後の2005年に、当時の担当者に「統一教会の件はどうなりましたか」と尋ねてみると、「政治家に止められた」という返答だった。それは、具体的には、亀井静香氏であったという。

先日、安倍元首相の献花式を、韓国の統一教会で行われており、もはや、あからさまな行為にでた。統一教会の何が悪いのだ、我々は、日本の弁護士やらメディアから連日攻められ、信者の家族はイジメにあって、人権侵害をうけているという具合に、逆切れして、被害者面する作戦をとっている。さらに宗教的な迫害として、国連の提訴すると息巻いている始末だ。欧州では、統一教会を、カルト宗教指定しているはずだが、日本国は、舐められたものです。

安倍元首相を国葬とするわけだから、統一教会としても、日本国民全体から、お墨付きをもらえたと思っての行動でしょう。その方が、ビクビクとしている自民党議員たちにとっても、好都合だろう。

【私見:「なぜ日本だけがここまで統一教会の食い物にされたのか」の答えとして、CIA、 KCIA 、統一教会、岸元首相、安倍元首相と続いた、戦後からのアメリカ属国体制が、統一教会をカルト宗教指定せずに、野放しとしたためだと結論づけたい。】

追記1【私見:青山繁晴議員は、統一教会の票を、派閥のリーダーが、差配していたと早々に、告白していた。それが事実であることが、伊達忠一前参議院議長が、北海道テレビインタビューで、具体的に安倍元首相の名前を出して爆弾発言したことによって分かった。このことについては、山口氏も裏はとっていたが、まさか政治家が、ここまでやるのかと、驚いていた。安倍元首相の闇は、いったい、どこまで続くのかという思いです。こういう人物に、約8年間も日本の政治を託していたのかと、改めて、恐ろしさを感じた。】



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