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【正しく心を操る】優秀な人材育成ができる心理テクニック

「どうすれば社員が意欲的、積極的に動いてくれるのか」人材育成にと悩んでいますよね。

残念ながら、あなたはやり方は間違っている可能性がある。

あなたが上司で部下にもっと仕事をこなして欲しい立場なら、本記事を見ることで改善できるでしょう。

現状を改善し、もっと良い人材を育成できるお手伝いをさせていただきます。
最後まで読んで参考にしてください。

優秀な人材を育成できるピグマリオン効果(ローゼンタール効果)

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結論を言うと優秀な人材を作るのであれば、ピグマリオン効果(ローゼンタール効果)を使いましょう。

ピグマリオン効果を説明すると、他の人から期待されることによって成長が高まるというものです。

アメリカの心理学者ロバート・ローゼンタールが行った実験を紹介します。

学校で生徒達にテストを受けてもらい、テストの内容は「ハーバード大学式学習能力テスト」とされ、これから成績が伸びる生徒達を判別すると教師に伝えます。

そのテストとは関係なくランダムに書かれてた生徒達のリストを教師に見せて「このリストは成績が伸びる生徒達です。」と教師に伝えます。
結果、実際に生徒たちの成績が上がりました。

ロバート・ローゼンタールはその要因は何かと考えます。
そして「この生徒の成績は上がる。」と教師が期待したことだと結論を出したのです。

以上がピグマリオン効果で、心理学者の名前をとってローゼンタール効果とも呼びます。

ちょっとクセがあるピグマリオン効果

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ピグマリオン効果は少しクセがあります。

先程の実験内容で、教師と生徒達で例を書きますが、ローゼンタールが注目していたのは生徒達の方ではなくて、教師の方だったという事です。

ピグマリオン効果で大切なことは生徒達のやる気はもちろん大切ですが、教師は生徒に対してどれだけ本当に期待をしているかです。

見方を変えて言うと、教師側の態度などがテストの結果に影響を及ぼすという事です。これは上司と部下の関係にも言える事ですよね。

どのようにして相手に伝えればいいのか、ひとつ例をお伝えすると、相手の態度に期待するのが良いでしょう。

物事の結果を相手に期待すると、圧力をかけてしまう可能性が出てきます。それでは本来の力を発揮できずに上手くいかない確率が高くなりますよね。

【例】
上司:今回の売り上げはすごかったな!このまま行くと2倍の売り上げを出すことができそうだ。そうすると君は営業成績で1位独占だぞ!

部下:は、はい!一生懸命がんばります!

これが物事の結果の伝え方での期待です。

次は態度の期待のパターンです。

【例】
上司:今回の売り上げはすごかったな!このまま行くと2倍の売り上げを出すことができそうだし、どうせなら営業成績で1位でも狙ってみたら?

部下:ありがとうございます!挑戦します!

これだと最初の会話に比べて圧力は少ないですし、相手の動機づけにもなりますね。
本人が望んでいないことは、無理やり押しつけることになります。ピグマリオン効果とは逆の結果を生み出してしまう可能性があるので注意が必要です。

動機づけの考え方とは

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ピグマリオン効果がどのような感じで、意欲的&積極的になる動機づけと関連しているのかと思いますよね。

確かに大雑把でわかりにくいと思います。

そこで、元ハーバード・ビジネススクールのJ・スターリング・リビングストン教授が動機づけに関して次のようなことを提唱しています。

・優秀な上司は部下に対して、高いパフォーマンスで目標を実現できるという期待を持たせることができる

・無能な上司は部下に期待感を持たせられず、パフォーマンスが向上しない

・上司が部下に対して、期待する内容や部下の扱い方によって、部下の業績と将来の出世が決定される

・部下は自分が期待されていることしか行わない傾向が強い

部下に対して動機づけをする場合には、上記の4つを参考にしてみましょう。

優秀な人材を育成する4つのポイント

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ピグマリオン効果を使って優秀な人材を育てるには、大切な4つのポイントがありますので覚えておきましょう。

①目標を決める
②目標達成に向けてポジションを明らかにする
③目標達成、仕事内容を褒める
④公平な評価を作ること

①目標を決める
部下に目標を立ててもらうもらいましょう。注意点は、部下が本当に感じていないことを上司の都合で、無理に引き出そうとすることです。
あくまでも、本人の自主的な取り組み、目標と結びつける視点で考えて行動をさせましょう。

②目標達成に向けてポジションを明らかにする
目標を立てた後、業務範囲や期待されていることが何かを明らかにしていきましょう。部下がどのポジションにいるのかを説明する必要があります。
・「これはどうして必要なのか」
・「どういう内容なのか」
こういった具体的な説明をしたうえで、仕事に取り組んでもらいましょう。

③目標達成、仕事内容を褒める
仕事に対して努力をしている姿、目標が達成できたことに対して褒めましょう。
ここが大切で、やり遂げたことに対して部下を褒めると、仕事に対する意欲を継続することが可能です。
さらに、部下に今後も期待していることを伝えると効果的です。

④公平な評価を作ること
公平な人事評価制度にもとづいて評価することが大切です。
「せっかく仕事をしたのに評価されない」と思われると台無しです。
公平な制度のもとに評価をして、良い点や改善点を伝えるといった環境を作りましょう。

ピグマリオン効果を最大限に活用しましょう!

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ピグマリオン効果を使うことで、優秀な人材育成に活かすことができます。

【やっていはいけない】
・過剰な期待と褒め方
・期待通りにならずに怒る
・部下のためと言って、上司の利益が見え隠れることをする
 など
【効果的】
・自主的に行動することに対して、関心を持つ
・要所要所で相手を褒める
・失敗した時は、上手くいくようにヒントを与える
 など

あなたは優秀な人材を育てられる力を持っています。

その力の使い方を知らないだけで、本記事で紹介したピグマリオン効果を発揮すれば、部下や会社を良くさせることが可能です。


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