【季節ごよみ】〜立春:次候、黄鶯睍睆く〜
春を告げるウグイスが美しい鳴き声を響かせる頃。
南の方ではもうウグイスの姿も鳴き声も聴こえているそうですが、相変わらず、というか当たり前にこちら北海道ではまだまだ冬です。
2月2日の流氷初接岸から一週間経ち、また流氷が岸辺に戻ってきてくれました。
流氷ウォークも始まり、少しばかりの閑散期を経てまた活気が少しずつ戻りつつあるのかなと思う最近の知床。
私の生活はまだまだ冬一色ですが、七十二候では黄鶯睍睆くと言うことで、ウグイスの消しゴムはんこを作成しました。
冒頭でも少し言いましたが、ウグイスは早春に鳴くことから「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれることもあるそうです。
よく「メジロ」と間違えられることがありますが、ウグイスは全体的に緑がかった褐色をしていて、目の上の白い眉斑が特徴。
鳥を詳しくない人でも誰でもご存じ「ホーホケキョ」とウグイスは鳴きますが、「ケキョケキョ」と続けて鳴くこともあり、これは「鶯の谷渡り」と言って警戒している時の鳴き声です。
ウグイスはほぼ全国に分布しており、冬になると山地から平地へ移動する漂鳥で、移動を伴わない地域では留鳥となります。
私の住む北海道では越冬のために秋冬で他の地域に渡り、4月下旬頃より姿、鳴き声が聴こえるようになります。いわゆる夏鳥です。
沖縄ではウグイスの初鳴きは1下旬頃から、九州地方では2月、近畿地方では3月…と、ウグイスは桜前線とともにその鳴き声を美しく全国各地に響き渡らせるのです。(その年や気候によっても初鳴きの時期は変化すると思います)
今年もウグイスの写真が撮れれば!と思っておりますが、ウグイスは藪の中にいることが多く、撮影は時に困難を極めます。
メジロは桜の蜜を食べるために春になるとよく桜の木にいるので、春=桜=ウグイス、と言う方程式でメジロとウグイスは勘違いされやすいのかもしれませんね〜。
ウグイスについて、少しでも「へぇ〜」と思っていただければ幸いです。
せっかくなので鶯餅もいただきました。
鶯の形と色に似せて作ったとされる鶯餅ですが、名付け親は豊臣秀吉だとか?
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