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「人」について沢山考えた2022年

世の中の自粛ムードが緩和され活動範囲が前より広くなり、noteで考えを整理する機会が減ってしまった。
久々に開くと過去の投稿を読み返し、恥ずかしい気持ちになる反面、自分の思想や指針みたいな物を再認識できて文字に記録する事の大切さを改めて感じた。

一つ前の投稿で健康生活で風邪を引かなくなったと書いたのに、仕事納め直前に引いてしまい悔しい気持ちでいっぱいだ。
理由はわかっている。家で食べている物は気を使っていてもストレス、人づきあい、寒さ、不規則な生活等外に出た時とのバランスがうまくとれていなかった。

ただ、今回の風邪に関しては、気をつけるべきだったと反省しつつも頑張ったし得るものはあったと自分を甘やかす。(人にうつさないようにだけは気をつけつつ)

2022年、特にこの年末は私は「人」の事をものすごく考えて大切に過ごしていた。
仕事相手である被写体、スタッフ、アシスタント、プライベートの友達、家族、パートナー。
うまくいかない事も沢山あり衝突したりすれ違ったりもしたけれど、真摯に向き合い考え、コミュニケーションをとる過程が大事だったなと思う。

私はプライベートはゆるく適当な面も沢山ある。本来の自分はストレスを貯めずに好きな事だけしてのほほんと暮らしたいと思っている。しかし仕事に関しては想いが強すぎるくらい強い。
だから特に自分のアシスタントなんかには求めている事が高くなってしまう。
普段は柔らかい側面の自分で接するように意識したいと思いつつも、いざ不誠実な状況だったり理不尽な事を言われてしまうと戦ってしまう。

海外育ちが影響しているのか、問題に対しての理由を追求しがちでストレートに物事に向き合ってしまう。目に見えない裏の裏まで感じないといけない日本の空気を読む文化がたまにわからない事がある。若い時はそれで何度も人との接し方に失敗をした。
そして厄介な事に、流される事は嫌いなものの、根は日本人なので空気を読む事は捨てきれず、相手を悪い気持ちにさせないように気をつけながら意見を言うように意識しすぎてストレスで苦しめられた事もあった。
今思えば要するにバランスがうまくなかっただけなんだと思う。

そして2022年、人と接する事が再び多くなり、関わるジャンルや世代の人も増えた。
しかし自分も大人になったのか、自分と違う考え方の人達を前とは違う目線で受け入れられるようになった気がする。
その人の良いところを見て、例え問題があったとしても話し合う事や相手を知る事でわかりあう。相手の非を追求するのではなく、自分の希望と相手の想いを知り歩み寄る。これが前より上手くできるようになったのではと実感できたのが今年何よりもの収穫だ。

これから自分が経験するかもしれない事をすでに知っている先輩達、未知だと思いつつ気持ちの面では自分の若い頃と変わらないのではないかと思わせられる若い子達、自分と真逆の考え方で、分刻みで仕事を詰め込む働きマンの人達、性格も状況も多種多様な友人、家族、パートナー。

色んな人達と接して改めて、言葉のチョイスとコミュニケーションの大切さを痛感した。
同じ考えの人なんてこの世にいるわけがない。
ただ、綺麗ごとに聞こえるかもしれないけど誰もが幸せになれる世の中になればいいなと漠然と思う。
そうなるとやっぱりそれぞれの接し方だったり相手を受け入れる姿勢は大事で、そして自分の事も何より大切にしないといけないと思う。

年齢を重ねるたびに上手くできるようになる事が増えていく。自分は器用なタイプではないので沢山失敗もしているし、その分学びも沢山あった。しかし幸いプラス思考なので、どの経験も自分にとって意味があったと思っている。
人生後倍くらい生きれるとしたらこれからどんな多様な人達との関わりが待っているのかと思うと楽しみでしかない。

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