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Alone Together 孤独よりも繋がりを感じる毎日

緊急事態宣言が発令されてからテレビはその話題で持ちきりだ。

そして小池都知事が暴走していると...。もちろん、一都六府県で足並みそろえないといけないのはわかるけど、東京都民としてはこれくらい厳しくしてもいいのではと思ってしまう。

ただでさえ諸外国から日本はロックダウンするべきだと言われているのに、今のやり方で大丈夫なのだろうか。

小池さんのコロナ対策がオリンピック延期前と後の対応が著しく変わったと批判している記事を見かけるが、揚げ足の取り合いな気がしてしまう。

人間だからその時その時の状況で意見が変わる事もある。
政治家にそれが許されないのは本当に大変だ。けど感情が伝わらないと人の心は動かせない。

正直、オリンピック延期決定前後の裏側はわからないから、誰の意見でこうなっていたかは私にはわからない。

しかし日本の政治家もSNSを利用してライブ配信すればいいのにと、前の記事に書いた直後に小池都知事のYouTubeのライブ配信が始まって好感度が上がった。
インスタのストーリーのように視聴者の質問を受けて回答するやり方ではないにしろ、毎日情報をアップデートしてくれるのはすごくいいと思う。
今の日本の状況でQ&Aのシステムにしてしまうとハードルが高いのかもしれないし。

朝ドラもテレビドラマも金曜ロードショーも、どんな番組も時間通りにテレビの前にいれない私が、小池さんの会見を聞くのが毎日の日課になった。
(ずっと家にいるから見れるのだが。老後の生活はこんな感じになるのだろうか、予行演習かもしれない 笑)

もちろん、オリンピック延期で安倍総理とグータッチしたりとかつっこみどころはあるし、元々の公約を実現できていないというのもあるだろうが、
それに加えてコロナ対応もできていなかったら都民としてこの状況でなんの希望もなくなってしまう。
(そもそも客観的に見て、どの公約も段階を経てやらないと実現しなさそうな難しい問題だらけ。
実現に向けて動いていないのなら批判していいような気もするが、裏側がわからないから私にはなんとも言えない。)

しかし慎重にスピーディーに、その時の状況を見て判断しているように見えるから、最近の都知事の動向は頑張っているように思える。

ロックダウンに対して賛否両論だが、もし仮にロックダウンして2週間後、1ヶ月後に感染者が減ったら、反対している人も、
あそこで決断して正解だったね。
とならないのかな。
もちろん、経済がまわらなくなるのもわかるが、この状態が続く方が客足もこれから長期間減るのではないか。

SNSでフォローしている飲食店で、未だに距離を開けて営業しているお店がチラホラある。
私は個人的に食べに行こうとは思わない。
単純に、必要以上のリスクにさらされたくないから。

昨日散歩に出たら、5、6人、大きな犬の周りで井戸端会議をしていた。
外に出たらほんの30分でそんな光景を見つけてしまうくらいだから、日本人の意識には未だに大きな差があると思う。

今の自粛要請で結果が出なかったら、どのみち文句を言う人は言うのだろう。
今テレビを見ていてコロナの状況より粗を探して揚げ足を取るような発言が気になる。
日々変わる状況の中で、終わった事から学び、これからどうしていくかの方が大事なのではと思う。

専門家が話し合うコロナのニュースは参考になるが、その中で芸能人に意見を聞いているのを見かける。
もちろん、発言に気をつけている方もたくさんいる中で、先日緊急事態宣言発令後に「昨日友人と2人で会いました」と笑いながら話すタレントさんがいた。
さっきの番組では、「怖くて子供を一歩も外に出していません。」というタレントさんもいた。
周りのコメンテーターが注意していたが、間違った情報で左右される人が増えない事を願う。
しかしこの発言が今の日本の現状なのではないかと冷静に見てしまう自分がいた。

話が変わるが、私は年始行ったニュージーランドがすごく気に入っている。

https://note.com/hmaoi/n/n373ed4885cc5

幼少期を海外で過ごしたにも関わらず、海外移住には興味がなく日本にずっといようと思っていた私が初めて住みたいと思った国だったので、帰国してからずっと注目している。

ニュージーランドは1ヶ月のロックダウン宣言で今折り返しの2週目だそう。
4/5が感染者89名なのに対して4/9は29名らしい。
4日間の間で60名と感染者が減っている。

もちろん、東京に比べて土地と土地の間が広かったりするだろうが、私の行ったオークランドは池袋に比較されるくらいそれなりに密集している。

私の個人的な分析結果から言うと、多民族国家で個性も様々なニュージーランドで国民がここまで皆んなが一致団結した理由はやはり、39才の女性首相の信頼度であろう。

ある国民がお財布を忘れてスーパーで並んでいる時に、後ろに並ぶ、見ず知らずの人がお金を貸してくれたそう。
連絡先を聞いたら実は首相だったというエピソードがある。
それくらい首相は近い存在だそう。

日々国民にアップデートするコロナ情報のスピーチの中で、先日子供達にわかりやすいようにイースタバニーを例に出して説明したそう。

国民に寄り添い、少しのユーモアを混ぜて興味を引く。そしてスピード感と判断力。
205人感染者が出た3/25の時点でロックダウンを決断して今この結果だ。

日本の国民性的に、ユーモアを混ぜると真面目な人達から批判を浴びてしまう可能性があるが、人を惹きつける話し方のスキルって、政治家にとって大事だなと思った。

話が長くなるから軽く触れると、19才の市議会議員がいるところにも注目している。
年齢層が広いと世代の意見も取り入れられるしなおかつ若い人も経験を積んでいけるので、長い目で見ると国にとってメリットなのではないかと。

今回のコロナの件で思ったのは、日々当たり前に住んでいる日本という国の中の東京都の中の世田谷区。
自分達の生活は決まりの中で色んな決断が常日頃から左右されている。
その中でも会社があったり部署があったりグループにわかれている。

私はフリーランスで日頃から毎月の収入が違うので、1ヶ月程度仕事がなかったとしてもそこまで動じていない。
年収に影響するだろうがそれより終息が長引く方が心配だ。

もちろん外に自由に出たいとは思うが、日頃から長期で休みをとる事もあるので、今回仕事が減っているのもまぁ仕方ないなと受け入れている自分がいる。

不安がないわけではないし、コロナが終息したらまた仕事があると信じるしかない。
楽観的すぎるのかもしれないが、震災の時も数ヶ月したら元の生活に戻ったし、業界がなくなる事はないだろう。
人間に娯楽は必要だ。

本当に続けれなくなる前には対策を練らないといけないが、今のところまだ大丈夫であろう。

それより自分が仕事をいただいている出版社、編集プロダクション、ブランドがなくならないために何かできる事はないのかと考えてしまう。後ロケバス会社やスタジオ、モデル事務所等、自分の仕事が成り立つためにはたくさんの人が関わっている。

そこがなくなってしまうと自分の仕事もなくなってしまうのだ。


Stay homeで孤独を感じるより、私は全てはこんなにも繋がっているんだなと実感している。

自分はまだ今のところ大丈夫なので、大丈夫ではない周りの人達を先に助けてあげてほしい。

今の状況で、得している人なんて誰もいないんじゃないのかな。
コロナの影響でビジネスがいつもよりうまくいっている人がいたとしても、その分その人達は働いているのでは。

とにかく終息しないと今後約束した保証金すら払えなくなる気がしてしまう。
できる限りのことをやって終息して、それから対策を練る。
約束がないとそんなに信頼できない国だなんて思うとなんだかやるせない。

Alone together というハッシュタグを人々が使っていると聞いた。
簡単な単語を並べただけなのに、すごく深い言葉だなと思った。

一、一般人の意見だし、政治の事をすごくわかっているわけでもないが、わからないなりにも毎日すごく考えている。

全員が納得する方法は難しいかもしれないけど、これからの事が大事なのだから、今やれる事を前向きに向き合っていくしかないのかと思う。

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