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シネマテーブル by maeda penclub

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前田ペンクラブの映画鑑賞履歴を感想を添えてまとめています。
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2021年3月の記事一覧

『スニーカーズ』(1992/アメリカ)

『スニーカーズ』(1992/アメリカ)

様々な事情によりハッカー映画を観ることになりました。後から調べると『ドラゴン・タトゥーの女』も該当するらしい。

それはいいとして「ハッカー 映画」で検索して、『スニーカーズ』がヒットしたので今回は観ることに。

脛に傷を持つ者たちで構成されるセキュリティコンサル集団「スニーカーズ」のボスであるマーティンが主人公。そのスニーカーズにNSAを名乗る男たちからヤバい案件の話を持ちかけられて、すったもん

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『救命艇』(1944/アメリカ,イギリス)

『救命艇』(1944/アメリカ,イギリス)

あらすじ。第二次大戦下、魚雷攻撃を受けた船から脱出した生存者たちが一隻の救命艇にたどり着く。そこはいわゆる雪山の山荘や嵐の孤島のようなクローズドサークル。狭いボードの上で様々な人種や身分の人たちによる疑心、虚栄、意地という心理戦が見どころ。

そこにドイツ軍水兵が乗り込んできて雰囲気は急変する。そいつは魚雷をしかけた側の人間だから処刑しようと提案する人もいる。
だがしかし水兵以外の人たちは遭難時の

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『きっと、うまくいく』(2013/インド)

『きっと、うまくいく』(2013/インド)

はじめてインド映画を観ました。
あまりこういう評価はしたくないですが、、理屈抜きに面白かったです!

インド映画は急に踊って歌い出すという噂は聞いてましたが、本作も170分のなかでたくさん踊って歌います。劇場で観た『ラ・ラ・ランド』も歌って踊る系でそれなりに楽しかったのですが、それよりも家で観た『きっと、うまくいく』の方が観ていて楽しい。

失踪したランチョーが見つかり、10年ぶりに再開する親友ま

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『運び屋』(アメリカ/2018)

『キング・オブ・シーヴズ』では77歳の窃盗団リーダーが登場しました。
今回はさらに年齢が上がり、アメリカで90歳の老人がコカインの運び屋をやっていたという実話映画。主演はクリント・イーストウッドで監督もこなしています。

『キング・オブ・シーヴス』もそうだが孤独な老後が犯行の引き金になっている。
商売に失敗して金が必要になり、悪い誘いにのって、コカインの運び屋に手を出す始末。

とはいえ単純に「自

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『キング・オブ・シーヴズ』(イギリス/2018)

2015年にイギリスで実際に起こった最高齢かつ最高額の金庫破り集団の窃盗事件を映画化。事件発生3年後に映画化しているのが早いなという印象。

主人公はブライアン77歳。かつては泥棒王とも呼ばれた彼だが、引退後は妻とささやかに暮らしている。かつての窃盗団から誘われても妻を裏切れないと言ってきたが、ある日妻がぽっくり亡くなってしまう。人生の伴侶を失った彼は寂しげな孤独な老人になってしまう。

妻のいな

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