見出し画像

【体験談】金融制度に人生を縛られていると感じるとき

こんにちは。皆さんは30代になって将来のことを考えるようになったでしょうか。「リタイヤしたら田舎暮らしをしたい」「早めに労働から解放されたい」「遊んで暮らせるようになりたい」などなど目標は人それぞれですが、多くの場合、”おカネに関すること”を解決しなければなりません。今回は、”おカネに関すること”に正面からぶち当たったとき、いつの間にか金融制度に人生を縛られていないか、ということをぶつぶつ言ってみようと思います。

◼️1. 年金制度は強制加入である

年金制度って何だか色々言われていますが、どんなに騒いでも任意加入にはならないし、年金保険料のコントロールもできません。そして将来受け取ることのできる金額も分からないっちゃ分からないわけです。色々考えた結果、考えるのを諦めた人は多いはずです。もちろん、強制加入だからこそ、将来のことをちゃんと考える人もそうでない人もすべからく将来に備えることができるわけですが、生活が苦しかろうが余裕があろうが徴収されることは、自ら学んで将来に備えるという選択肢を奪われている感じになっている気がしますね。

◼️2. 住宅ローンを組むと返済がずっと続く

ずっと賃貸でいいのか、あるいは自宅を購入するか、30代は迷う人もいるでしょう。まぁお金があるないという悩みもあるかもしれませんが、結局ローンを組んでしまうと、30年だとか35年だとか、先の見えない未来にわたって負債を抱えることになってしまうわけです。最初は夢のマイホームとか思っていたのに、いつの間にか頑張って住宅ローンを返済することが家計の中心になってしまいます。いや、もちろん、理屈では賃貸を30年続けるのと住宅ローン30年返済し続けるのは金額の多寡はあれど、出ていくお金であることは分かっているのですが、なんだか賃貸の方が身軽な感じがしてしまいますね。

◼️3. 海外に引っ越すと、日本国内の証券口座が利用できない

海外で働きたい!と思う人は多いと思いますが、海外在住者は色々な煩わしさに直面します。資産形成を始めた世代にとって最も辛いのは、証券口座の維持です。NISAやらiDeCoやら必死で考えて税効果の勉強もしたのに、海外に出てしまえば取り扱いが変わってしまって、続けられなかったり、メリットだと思っていたものが得られなかったりします。もちろん、いつかは日本に帰ればいいわけですが、なんだかいつの間にか日本に帰ることが目標になっていないかな、と思ってしまいます。

◼️4. 退職金のことを思うと退職しづらい

働き盛りに差し掛かると転職を考える人も多いはずです。用意周到で転職準備をする人もいるかもしれませんが、大概の場合は何か理由があって転職先を探します。今の職場が嫌になったとか、もっと新しいことを学びたいとか、給料アップさせたいとかですね。今すぐにでも辞めたい!と思ったにも関わらず、退職金がとか、ボーナスがとか、給料日が、とか色々調べると、いつの間にかカネ勘定で退職時期が決まっているような気がしないかな、と思ってしまいます。今はもう退職金が払われる会社は少なくなっているかもしれませんが、自己都合で退職すると退職金はぐっと減ります。長く勤めれば退職金は比較的多くはなりますが、定年まで駆け抜ける人ばかりではなく、同じ会社にしがみつく結果になりはしないか、ふと思うこともあるでしょう。

◼️5. 奨学金の返済がなんとなくずっと残ってる

学生時代はアルバイトもしますが、多くの学生が奨学金を借りています。もちろん無利子のことが比較的多いので、とりあえずと思って借りた人も多いでしょう。ファイナンスの観点から言えば非常に合理的な行動です。社会人になって無利子でお金を借りられることなんてありませんから。ゆっくり返済することが一般的なのであんまり気にならないかもしれませんが、ふと銀行口座を見返すと、ちょびちょび引き落とされていて、なんだか損した気分になりませんか。せっかく稼いだお金なのに、将来のためではなく過去の精算のために使われているもののある、やるせない感じですね。

総括

まぁもちろん自分のことしか考えてない話も多いわけですが、皆さんは当てはまったものはありませんか。金融制度があり、そして利用することで、選びたい人生から遠ざかってはいないでしょうか。なんだかもう少し、一人ひとりの人生に合わせて制度が上手く選択できないものかな、と思います。あるいは、やっぱり細かなことにぶつぶつ言わなくていいくらいしっかり自分で資産形成をすればいいのでしょうか。皆さんはどう思いますか。

いただいたサポートはしっかり運用し、運用利益を含めて運営に役立てたいと思います。