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「自分の人生に、後悔を残さないために」 HLAB 2024 Board Introduction #5 Yumeka Aizawa

2024年8月に行われる予定のHLAB サマースクールを中心となって運営していく学生メンバー(ボードメンバー)の、サマースクールや運営に携わる思いをお届けする「HLAB 2024 Board Introduction」。

今回は、高校生を始めとした人々にHLAB 2024を届ける広報局長の相澤夢果さんにお話を聞いてきました。

相澤夢果 Yumeka Aizawa
出身地:東京のデカめの区で生まれました
学年:学部2年
最近の悩み:お年玉のせいでお財布の紐がゆるゆるなこと
2024年の抱負:健康な時間帯に寝る



自分の人生に、後悔を残さないために

ーあなたが去年を経て、広報局長になった理由はなんですか?

私が初めてHLABに関わったきっかけは、2021年に開催された徳島でのサマースクール(21年度で終了)に高校生参加したことでした。参加時は高校3年生だったのに志望校が決まりきらなかった私は、受験の天王山と呼ばれるぐらい大切な夏を投げ打ってHLAB サマースクールに未来を賭けたわけです。

そして、その選択は大正解でした。現在も連絡を取り合う友達やメンターとの出会いに恵まれ、サマースクールで志望校を決めて2月まで脇目も振らず走り抜きました。
サマースクールで出会った友達に貰ったお守りを握りしめて受験会場に向かい、第一志望校に合格を決めるという青春映画さながらの受験期を終え、ニコニコで大学に入学し、幸せに過ごしましたとさ。ちゃんちゃん。

……というわけにはいかなかったんですよね。

大学生になって、高校生では想像できなかったような選択が沢山できるようになることはみなさんご存じでしょう。別にやばい道に踏み込んだわけでもなんでもありませんが、大学生が陥りやすい症状第一位に私はハマりました。その名も「怠惰」。

面白い授業を取って好きなことを学べているのに、自分に何かずっと欠けたものがあると感じていました。そこで、サマースクールに参加した際のメモを読み込んだ時に、昔にはあったはずの「貪欲さ」「生き生きしている姿」などさまざまなものが今の自分には消えていることに気づいてしまいました。

その時にちょうど見た運営委員の募集広告。何も考えずに、気づいたら申し込んでいました。そこからサマースクールの準備に没頭する毎日に明け暮れ、迎えた本番で私は体調を崩し、途中帰宅という無念の結末で私の夏は幕を閉じました。

このままでは終われないけれど、より責任のあるポジションに着くのは自信がない…と悩んでいた際に、去年一緒の地域で活動していたゆきほがCEOに就任したこと、昨年ボードや今年これからボードに応募しようとしている人たちから後押しを受けたことが響き、今年CMOになろうと決断しました。HLABの人に支えられてこなかったら、現在の私はいなかったと断言できます。


やっぱり原点はHLAB

ーHLAB 2024全体のVisionのように、あなたが自分の未来を切り開いて、灯した経験/瞬間は何ですか?
私が今の自分として存在しているのは、高校3年生の時にいろんな人の反対を押し切って応募フォームを出した瞬間があるからです。
そこまで大きな決断には思えないかもしれませんが、当時中高一貫6年女子校の中で育った私からすると親や先生、塾の先生みんなから渋い反応を貰った決断を突き通すのは、すごく勇気のいるものでした。
あの応募フォーム提出を押した瞬間が今HLABで活動していることに繋がったと思うと、大きな火を灯したな自分、と少し高3の私を褒めたいです。

昨年のサマースクールでの一枚

駆け込み寺

ー今年のリーダーシップ・プログラムのテーマとして「より熱くてより強い、最初の場を作る」とありますが、あなたが作りたい「最初の場」はどんな場所ですか?
私が作りたい場、という話題からは少し話がずれてしまいますが、今年は私という人間を「駆け込み寺」みたいな場所として使ってもらえるよう尽力したいと考えています。

HLABのコミュニティでは所属する人が挑戦すること、語り合うこと、とりあえずやってみることなど、前向きで試してみる姿勢があることが大事だと思っています。HLABというプラットフォームを使ってやってみたいことをやってもらう。話し合いたいことを根気が尽きるまで話しあう。ここでは全てが可能です。

しかしそれだけ全力でもコケることは絶対にあります。取り返しがつかなく思えるミスをしてしまったり、途中で少し気力がなくなってしまったり。そんな時に「やっちゃいました!」って報告してもらえたり、相談してもらえたりするような場を作りたいと思います。


熱意のガソリンスタンド

ーあなたにとって、HLABは何ですか?
私にとってHLABとは、「熱意のガソリンスタンド」です。
私は自分で自覚するぐらいにやる気/モチベーションに波があり、色々な活動に入ったり抜けたりして「自分が本当に所属している場所ってどこなんだろう」というもやもやを抱えながら生きています。

そんな中で、HLABは自分が所属している場所だと断言できます。
HLABほど、他者に尊敬と熱意を持って接している人に溢れた場所を他に知りません。そんな中で活動していると、自分にいくら波があろうとも、ガソリンスタンドみたいに気づいたらエネルギーがチャージできてしまうのです。そして、自分が熱意を持って向き合っていれば、今度は自分が人のエネルギーをチャージする側に回っているような、そんな素敵な支え合いが毎日起こっている場だと思います。

昨年度の開催地期にてチームとの集合写真

刺激と安心感の狭間

ーこれから応募してきてくれる運営委員と一緒に、どんなHLAB 2024 サマースクールを作り上げたいですか?
楽しいけれどメリハリがついている。苦しいけど束の間の遊びが楽しいから頑張れる。いろんな環境がありますが、バランスが大事だと思っています。

そして、今年私が直接統括する地域はないものの、「刺激」と「安心感」のバランスがとれたサマースクールを目標にしたいなと思っています。常に刺激を受け、自分が揺らぐ経験を重ねながらも自分から飛び出そう、何かしてみようとできるくらいその場所に安心感を感じること。それを作り出せるようなサマースクールにするため、目下の広報活動を頑張っています。


そこに1ミリでも気になる思いがあるなら

ー応募を考えている人にメッセージをお願いします
運営委員として去年応募し、現在自分が応募してもらう側の立場になって気づいたことが1つあります。それは、「私たちが今これを読んでいるあなたに、本当に応募してほしいと思っていること」です。昔自分が高校生で参加したサマースクールの幻影に囚われていた私は、「昔見た大学生のようなキラキラした人じゃないとダメなんじゃないか」だとか、「私には得意なこととか、話せることがない」だとか考えながら、一生応募するかどうかから迷っていました。でも今考えると、自分の弱みに向き合って踏み出すことから逃げていたんだと思います。

運営委員であるということは、自分の得意なこと、経験したことを高校生にべらべら喋ることではありません。自分の強みと弱みに向き合い、それを全て受け入れた上で同じような経験をしている高校生に寄り添い、自分なりの熱い想いで背中を押せる人であることが本業です。

そこに1ミリでも気になる思いがあるなら、思い切って応募フォームを出してみましょう。説明会からでも、一歩を踏み出してみましょう。

その勇気のある一歩を踏み出せるあなたを、HLAB 2024でお待ちしています。


HLABは、寮生活とリベラル・アーツ教育を通じて、人々が常に身近なロールモデルから刺激を受ける革新的な学びの体験や空間、そして持続的なコミュニティをデザインしています。

学生向けプログラム「リーダーシップ・プログラム」では、高校生に人生が変わる体験を届けることをゴールとし、プロジェクトの一員として、高校生を対象としたサマースクール等の企画運営に携わっていただく学生のみなさんを募集しています。
「HLAB 2024 リーダーシップ・プログラム」の応募期間は、
2024年1月22日〜2月11日です。

リーダーシップ・プログラム募集詳細
https://h-lab.co/leadership-program/apply/

ご応募お待ちしております。

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