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『原点であり、原動力がそこにある』  #03 Mana Miki

『プロフィール』
役職:CMO(広報局長)
名前:三木真菜(みき まな)
大学:国際基督教大学 1年
お気に入りのカフェ珈琲と本と音楽 半空 (地元香川県にあるカフェ)
最近のマイブーム:すべらない話
今欲しいもの:電気毛布
2022年の抱負:ほどよく寄り道をすること
お気に入りの絵文字:🌞

波及させて届けるために

「届いていない層に届けたい」という漠然とした想いがきっかけで、HLAB2022に関わることを決めました。わたしは、高校1年生の時HLAB TOKYO 2017に参加し、HLAB TOKYO 2021では広報局イベントチームの運営委員として、HLABに関わった経験があります。HLAB知名度の低い地方からHLABに参加した経験、運営側として「届いていない」の現状を痛感した経験を経て、その現状を変えたいという思いを抱くようになりました。そんな経験もあって、届けることが仕事の広報局長という役職に就くこととになったのですが、希望の役職を決めるにあたって実際はかなり悩みました。例えば新しい地域での開催を検討する役職に就くという選択肢もあったのですが、やはりHLABを「点じゃなく範囲として広げていきたい」という思いが強く、広報局長になることを決めました。開拓する地域の数(点)を増やすことよりも、その点からHLABを波及させること、つまり、HLABが大切にする学びにアクセスできる人(範囲)を増やすこと。それが自分のやりたいことであり、今のHLABに必要なことであると感じています。

誇れる軸足

自分の仕事や一緒に働く仲間に対して、愛着と誇りを持てているチームが素敵だなと思います。あらゆる高校生に対して可能性の扉を開くことができるかどうかは、広報にかかっています。誰にHLABを届けるべきなのか?なぜ届いていないのか?どうやったら届けられるのか?そんなことを常に考えていくこと。高校生に対して随一のGiverであること。そして、それをチームみんながやりがいを持って成し遂げられること。
広報活動の忙しい時期でもやらなければならないことの消化に追われるのではなくて、「やりたくてやっているんだ」「このチームでよかった」という実感をみんなが持って楽しんで広報活動に臨めたら、それが一番だと思います。
HLABにおいて広報チームという軸足が根を張ってこそ、もう片方の足、他分野や地域チームの活動においても、各々の強みが発揮されていくのかなと思います。わたし自身、2021年の広報局での経験が自分の軸足となっている部分があり、去年のチームメンバーには尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

-HLAB 2022 ビジョン-
『高校生が自分と向き合い、一歩を踏み出し、進み続ける「場」をつくる』

そばで一緒に走っていくこと

全員が過去参加者だったこともあり、Visionをつくるプロセスでは自分たちが高校生だった時の視点を大切にしていました。途中かなり迷走したりしていたのですが、みんなで「実際自分たちがサマースクールを通して得たことは何だったっけ?」を大量の付箋に書き出し整理したことが転換点となり、だんだんと形が見えてきました。メンターが高校生を導く、背中を押す、さするだけではなく、そばで一緒に走っていくこと。一歩を踏み出し進み続けたい高校生が、いつでも頼りに帰ってこられること。そんな「場」づくりを大切にしていきたいなと思います。

ハッとした経験

サマースクールでは「自分と向き合えていなかったんだ」ということに気がつきました。HLABで自分と向き合ってみるまでは、偏差値のみで学校選びをしていたり、順位で他人と自分を比べていたり、得意不得意を判断していたり。自信が他者とか数字とかに依存し過ぎてしまってんだなと、ハッとさせられました。もったいないことをしていたな、とも思いました。例えば、英語が得意と思ってHLABに参加したのに、セミナーなどの実践ではちんぷんかんぷんだったりとか(笑)。テストで点を取ることと、実践の場で使うことは全く別物なのだと気が付きました。今では笑い話ですが当時は結構ショックで。実際、HLAB TOKYO 2017に参加して一番心に残っている感情は、悔しさだったりします。ショックを受けたのは英語力だけでなく人間力全般に関してもそうで、今思い返せば帰国子女や留学生、都市圏の高校生に会うこと自体が初めてだったわたしは、カルチャーショックを受けていたのかもしれません。この悔しさは、地元コミュニティを飛び出し、他者と自分と向き合うことをしなければ抱き得なかったものでした。

悔しさと向き合って

サマースクール後、最初の小さな一歩は、オンライン英会話を始めたことかなと思います。きっかけは「塾の先生が始めた」という些細なものでしたが、2年近くの間、毎日欠かさずにレッスンを受けていました。それまで何かを続けられる性格ではなかったのですが、HLABでの悔しさがバネになった部分は大きいと思います。月額制だったのもありますが(笑)
大きな一歩でいえば、高校を1年間休学して長期交換留学をしたことです。HLABで抱いた「悔しさ」をきっかけに教育問題に興味を持ったこと、英語力にも自信がついたことで「日本国外の教育を経験してみたい」という思いが強くなりました。でも、わたしの高校から長期留学をした前例はほぼなく、正直初めは躊躇いの気持ちが大きかったです。HLABで出会った高校生やメンターや社会人の方々にたくさん相談し、背中を押してもらってやっと決心を固められました。周りに反対されることもありましたが、最終的には奨学金を得て留学に行かせてもらうことができました。感謝です。今思えば、相当頑固だったと思います。自然豊かなカナダでは語り尽くせないほどたくさんの経験をして、その経験は今でも日常のあらゆる場面で生かされています。
あの頃からずっと、HLABはわたしにとっての原点であり原動力なのだなと感じます。

誰かが何かのきっかけとなること

人と人とが互いに影響を与え合うことにわたしは価値を感じているのかなと思います。人が人の人生を変えること、誰かが何かのきっかけとなること、その瞬間を共有できること、こんな素敵なことってなかなかないと思います。また、奮い立たされるような熱に加え、ホッと息をつけるぬくもりもあります。時には冷静さや、批判的な姿勢が大事になる場面もあるかとは思いますが、そんな中でも奥底にあるあたたかみを感じられるのがHLABなのかなと思います。
一方、HLABが情報として伝わっている層、価値が届いている層の偏りが今のHLABの課題だと思っています。それは、わたしが高校生の時にHLABに人生を変えてもらったからこそ、運営委員としてもこんな素敵な体験ができているからこそ、ひとりでも多くの高校生にHLABという可能性を知ってもらいたい!というエゴでもあります。でも4年前のわたしのように、それで救われる高校生がいるということも事実だと思っています。届けるために、全力で広報活動に取り組んでいきます。

「あ〜、やっててよかった!」

上記に加えて、自分たちの想いが形になっていく幸せ、自分がやりたいことをできる幸せ、仲間がいることの幸せを感じられることも、HLABで活動する魅力のひとつかなと思います。「あ〜、やっててよかった!」そう思える瞬間が、至る所に点在しています。大好きなのです。
広報局は、HLABと高校生の架け橋となり、高校生がHLABのプログラムに参加するきっかけづくりを行う局です。言い換えれば、高校生の人生を変えるきっかけとなり得る、そんな素敵な局です。
この記事を読んでくださり、ありがとうございました!少しでもHLAB、またHLABの価値を届ける仕事に興味を持ってくれたら、本当に嬉しいです。HLABの価値をひとりでも多くの高校生に伝え届けたいという想いを持つ方!広報局でお待ちしています。


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HLAB 2022 リーダーシップ・プログラムの締め切りは2022年2月12日(土)となっております。ぜひご応募ください。

募集に関する情報オンライン説明会:https://www.youtube.com/watch?v=xo_ahVna6Ak
リーダーシップ・プログラム募集要項:https://h-lab.co/leadership-program/apply/

みなさんのご応募お待ちしております!

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