SHIMOKITA COLLEGEのプログラム「ダイバーシティ&インクルージョン編」
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SHIMOKITA COLLEGEのプログラム「ダイバーシティ&インクルージョン編」

SHIMOKITA COLLEGEでは、偶発的な学びが生まれる仕組み・多様性豊かなコミュニティ・学びや成長へのサポートの3つの特色に基づいた、様々なプログラムを提供しています。今回は、その一つ「ダイバーシティ&インクルージョン」をご紹介させていただきます。

*プログラムの全体像についてはこちらの記事をご覧ください。

ダイバーシティ&インクルージョン・プログラムとは

HLABカレッジ・レジデンシャル・プログラムが掲げている教育目標のうちの一つが「多様性の中での共創力:身近な違いを尊重し、自身の学びと成長に変え、チームの力に昇華することができるリーダー」を育てることです。

ダイバーシティ&インクルージョンプログラムでは、共に暮らす中で感じた身近な違いを尊重することができるコミュニティづくりに必要なプログラムを、カレッジ生の主体的な提案で創り上げてきました。

SHIMOKITA COLLEGEは自由を重んじていますが、それは自分も他人も大切にするという前提があってこそ、保たれるもの。本記事では、既にオリエンテーション期間に組み込まれ定番となったものから、プロトタイプまで、多様な人々が集うSHIMOKITA COLLEGEならではのプログラムをご紹介します。

1. ダイバーシティ・セッションで考える「相手への思いやりって?」

新入生がカレッジに入ってきたときに行われる「ダイバーシティ・セッション」。セッションが生まれた背景には、共同生活の場における「相手への思いやり」について考える機会を持ちたい、というカレッジ生からの提案がありました。相手を思いやることとは、自分の行為や言葉を受けて、相手がどう感じるのか、ということに自覚的になり、配慮すること。そのようにセッションの目的を置いた上で、無意識バイアスについて学びました。メルカリさんの無意識バイアスワークショップも参考にしました。

グループワークでは、ある小説を題材に「この表現、無意識バイアスがかかっていて、違和感を覚えるな」と思った箇所をあぶり出しました。

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グループワーク後のまとめでは、自分が無意識であるが故に偏見で相手を傷つけてしまう発言・行動(マイクロ・アグレッション)を誰もがとってしまう可能性があるということに留意して、自分が言ったこと、したことを日常的にふりかえろう、そして嫌な思いをしたら嫌だったと言える雰囲気作りをしていこう、と締めくくりました。

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2. 「ちゃぶ台返し女子アクション」さんをお招きしてつくったコミュニケーション・同意ワークショップ

欧米の大学では、入学前のオリエンテーションにおいて「性的同意とはなにか、第三者介入とはなにか」等を学ぶことが必須となっている大学が多く、日本の大学でそれがないことを問題視して、そのようなワークショップを数々の大学で手掛けている、一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクションさん (以下、ちゃぶ女さん)と一緒に、こちらのワークショップをつくりました。※こちらの記事もぜひご覧ください。慶大生が「性的同意」ハンドブックを作った理由

SHIMOKITA COLLEGEでもみんながより安心して暮らせるような場にしたいという思いを持ち、ちゃぶ女さんでインターンをしているカレッジ生の提案で、「コミュニケーション・同意ワークショップ」は出来上がりました。当日、ちゃぶ女さんをお招きしてレクチャーとワークショップを実施しました。

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レクチャーでは、自分と他者との適切な境界線(バウンダリー)とは何か、お互いに尊重するためにはどうしたらいいか、等を学びました。また、性暴力とはバウンダリーの侵害であるという前提で、性暴力とはなにかについて知る時間をもちました。異性間の話や恋愛の話に関わらず、「〇〇くん、ゲイらしいよ」などと性的指向を本人の許可なく他人に告げること(アウティング)も性暴力になるなど、多様性を重視した幅広い内容を学びました。

最後には目の前で相手を尊重できていないような行為・会話が行われたとき、第三者としてどのように介入できるかを、ロールプレイングで学びました。

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▲性的同意ハンドブックもSHIMOKITA COLLEGEに置いています。

自分を大切にすること、そして相手を大切にすること。それでこそ安全な暮らしと学びの場になっていくということを、このセッションを通じてみんなが認識できた貴重な時間になりました。

3. Wellness Boxをつくりたい!日常的に健康を意識できる仕掛けづくりに挑戦中

ウガンダの高校に通うなかで「生理ナプキンの大切さ」を感じた社会人カレッジ生と、海外の大学に進学し「心と身体の健康の大切さ」を感じた大学生カレッジ生の二人が、SHIMOKITA COLLEGEで出会いお互いの経験について話したことで生まれたプロジェクトをご紹介します。

SHIMOKITA COLLEGEはみんなが住むホーム。楽しい時間、学びの時間を送る場所でもあるけれど、体調が悪くなった時も過ごす場所だからこそ、日常的に健康を意識できるような目に見えるサインを置いておきたい、という思いが生まれました。

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将来的には、すべてのお手洗いにカレッジ生が健康を意識できるようなWellness Boxを置きたいというねらいがあります。その、Wellness Boxの第一弾としてカレッジ1階にあるユニバーサル・トイレにアンケートと生理ナプキンを置いています。

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置いてみた結果として、「あって当たり前だよね」「使ってるよ」というカレッジ生の反応があったそうです。また、生理に関するリベラルアーツ・セミナーを実施したこともあり、カレッジの中で、当事者である女性だけではなく、すべての性別の人が生理について考える場を提供できたのではないかとのこと。

今後入学してくるカレッジ生に対しても、Wellness Boxを引き継いで行きたいと話す二人。「心と身体の健康が大事」「自分を大切にする(Self Love)」という精神が受け継がれて欲しいという思いがこもったWellness Box、今後の進化に期待しています。

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現在、SHIMOKITA COLLEGEでは、大学生・社会人対象のResidential Programと高校生対象のBoarding Programの募集をしています。
説明会も実施していますので、ご興味がある方は以下より詳細をご覧ください。


また、SHIMOKITA COLLEGEのInstagramではカレッジでの生活の様子やイベント情報なども随時更新しているので、ぜひフォローしてくださいね。



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