見出し画像

御嶽のドラゴンアイを見に行ってきた

2024年5月末日、御嶽でもドラゴンアイが見れる!ということで御嶽山に登ってきました。とはいえ、御嶽山の剣ヶ峰付近は規制がされているため登ったのは五ノ池小屋のある飛騨頂上まで。そこからドラゴンアイ(三ノ池)が見ることができます。
ちなみにドラゴンアイとは池の上に積もった雪が春になり周辺から溶けドーナッツ状になった自然現象。見た目が竜の目のようなのでその名前がついているそうです。秋田の八幡平で見れるドラゴンアイ(鏡沼)が有名ですが、なんと全国でも見ることができるのは八幡平と御嶽山の2か所なんだとか。割と近くに住んでいながらまったく存在すら知らなかったのですが、知人に誘われ今回はグループ登山で行ってきました。

スタートは御嶽山の北東側にある濁河温泉登山口から。超有名な御嶽五ノ池小屋へはこの登山口が最もメジャーなのでしょうか。市営の無料駐車場に車を停め出発です。(ちなみに当日は平日8時30分で駐車場はかなり埋まっており登山者の多さに驚きました)

登山口すぐ近くの駐車場には停められなかったので1キロ程歩きほどなく登山口へ。わかりやすく看板が設置してありました

噴火警戒レベルの標示から改めて御嶽山が火山であること、そして2014年の災害が思い起こされます
車道をしばらく歩くと登山道に入ります

登山口から入ると原生林の中を少しずつ上がっていきます。過去に王滝口から登ったことがあるのですが、あちら側は登山口の時点で森林限界を越えているので、御嶽にこのような原生林があることに驚きました。

北八ヶ岳のような雰囲気の森

火山性の泥濘の道を進んでいくとしだいに急な坂になっていきます。登山口で標高約1800mあるのですが、目的地は標高約2800m。1000m上がるのだから急な登りになるのは当たり前なのかもしれません。しかし、登山道の整備はしっかりなされており、泥で多少滑ることはあるましたが歩きにくいところはありませんでした。

原生林の急坂を上る。しっかり整備された登山道
火山性の巨大な岩がゴロゴロしていました。中には名前の付けられた岩も

7合目を過ぎると植生が針葉樹から広葉樹になり、8合目を過ぎると森林限界を越えます。急に視界が開け、高山らしい景色になります

残雪は登山道上にも少し残っており、チェーンスパイクを使うほどではないものの慎重に歩きます
視線の先が飛騨頂上、ではなく摩利支天山。中央の鞍部のあたりが飛騨頂上(五ノ池小屋)でした
遠方に雪が残る高山が。乗鞍岳のはず、、、

8合目を過ぎると標高は2500mを越えるため慢性高山病?の私は息も絶え絶え。一緒に歩いた2名はガチのアスリート(アルパインクライマーとトレイルランナー)のためとても歩みについていけず、、、

しんどいので試しに持参したパルスオキシメーターでSPO₂を測ってみたところ、なんとSPO₂85%脈拍140回。ショックバイタルじゃないか!

山の上では写真撮る元気がなかったので自宅で撮影

と酸素が足りない酸素が足りないと泣き言を言いながら歩を進めると飛騨頂上と五ノ池山荘に。そしてそこからはドラゴンアイ(三ノ池)がしっかり見えました!

一番の見ごろには少し遅かったかもしれません。
綺麗なドーナツとはいかず
瞳孔散大気味ですが確かに瞳のよう
三ノ池の周りをぐるっと一周回ることも可能
雪はかなり残っていたのでチェーンスパイクは持っていきたいです
三ノ池の目の前まで降りていっている方もいます
私達は登り返すのが面倒で風のこない稜線のかげでのんびりしていました
向こう側には中央アルプス
飛騨頂上からは北アルプス、南アルプス、八ヶ岳に富士山も見れました

この日は五ノ池小屋で昼ご飯を食べてゆっくりする予定でしたが、なんとこの時期の五ノ池小屋は金~日のみの営業。残念極まりなかったですが、ドラゴンアイをゆっくり見れたのでよしとしたいと思います

ずっとオーソドックスな大手メーカーのザックを使っていたのですが、このほどUL系ザックを導入してみました。
地元岡崎でブランドが立ち上がったばかりのMIYAGENトレイルエンジニアリング
そこのCREST40というザックです。今回の山行でさっそく使ってみました。これから色んな山、色んな山行に使ってみたいと思っております


この記事が参加している募集

#アウトドアをたのしむ

10,563件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?