パラレルキャリアを目指していた私がなぜ転職を選択したか
hkayです。前回、なぜ私が副業を目指すのか、書かせて頂きました。
副業活動をいくつかやった結果、実は、この度、転職をすることに致しました。だいぶ方向転換になりますが、今回、なぜ、副業でパラレルキャリアを目指していた私が、転職することに至ったのかを振り返りたいと思います。
副業活動の振り返り
先のnoteにも書きましたが、私は、もともと自分のキャリアビジョンを実現するなら、転職をした方が良いと考えておりました。
ですが、40歳代後半と言う自分の年齢や、新しい会社にアジャストできないリスクを考えて、副業を通じてのパラレルキャリアに挑戦していました。
その副業活動が思うようにいかなかったことが、転職活動を開始した理由の一つです。
副業を始めてから、自分のキャリアビジョンとの距離を感じ始めるようになりました。
まず、お仕事を頂ける時に、所属会社の力で受注している様な感覚を持ったことです。
所属会社が多少知名度のある会社なのですが、クライアント先が、私の会社で何をしているか、何をしようとしているかを知りたがっていた風があります。ひょっとしたら、有名企業の名前を出した方が、内部で話が通しやすいのかもしれません。
将来は所属会社を離れて、仕事をする力をつけることが私の目的なので、ここにギャップが生まれます。
また、活動内容も、イメージと少し違いました。
私はクライアント先に入り込んで一緒に経営やビジネスモデルについて考えて、改革をしたいと考えていました。
ですが、実際の活動は、ちょっとした相談を受けて助言をする、と言ったことです。
クライアント側も、私を使うマスト感はないのだと思います。プロジェクトの成功確率を上げるために、複数名のアドバイスを聞いて、弱点を補強していく。そんな使い方だと思います。
かなりゆとりのある会社なら、このような使い方もできますが、どの企業もできる方法ではなさそうです。いろいろな企業のお手伝いをしたい私の方向性と、この点も少しギャップを感じました。
私が求めている様な案件もないわけではありませんが、就業時間が長めの傾向で、こちらは所属会社のルールで手が出せませんでした。
それでも副業はお薦め
私の目的とは少しギャップがありましたが、副業は、以下のようなメリットがあり、今でも強くお薦めしています。
年収が増える。
仕事を通じて別の会社、業態を知ることができる。
自分の経験、スキルの売れる能力が分かってくる。
私の場合、3つ目が、転職につながりました。
副業活動では、自分の売り込み方が、うっすらわかってきます。
売れる能力、売れると思っていたけどニーズがない能力、どういう書き方、話し方をすると受けが良いのか・・・
また、同業の方と自分との実力差が見えるときもあります。
そんな中で浮かび上がってきた想いがあります。
ひょっとして、自分のスキル・経験は、転職しても活きるのではないか。
これがわかったのが、副業をした大きな成果です。
自社に閉じていた頃の私では、自分の相対的な価値観がわからず、転職と言う選択肢を持つことすら、難しかったと思います。
一方、本業は・・・
一つの会社で勤めていると、マンネリ感の様なものを感じる、という話をよく聞きます。
が、私は、幸いなことに、あまりそのような感覚にとらわれることなく、会社人生を送って来られました。
生来、飽きっぽい私が、そう思わなかったのは、恐らく外的要因が大きく、うまい具合に、人事異動などで、大きく仕事を変えられていたのだと思います。
しかし、会社人生のキャリアの終盤戦になっているからなのかもしれません。
頑張れば頑張るほど、余人を持って代え難いとか、賛辞を頂けるのですが、結果、異動スパンが長くなってきました。(ちなみに「会社あるある」ですが、賛辞と人事評価とは相関がありません)
また、長く会社にいると人事のカラクリが、見えてきてしまい、この後の自分のキャリアの幅の様なものが見えてきてしまいました。
社内で自分の描くキャリア形成をしていくのであれば、相当な社内根回しと、運要素、連続ガチャが必要そうです。
労力とリターンとを考えた場合、本業にとどまることより、転職の方が、筋が良い様に思えました。
そもそも複数社を経験したい
結局は、これが一番大きい理由です。
以下、日本中で誰もが突き付けられているファクトと思っています。
一つの会社でキャリアを終わらせる時代ではなくなってきている。
成長産業への雇用流動が日本の社会課題である。
ただ、我々世代の場合、この課題に対し、どこか他人事です。
理由は、主に、会社生活の残存日数に関係しています。
20年30年先は分からないけど、10年先の将来なら見通せる気がします。
そして余程のことがない限り、10年は現在の年収を維持できるのではないか、と考えているためです。(いわゆる逃げ切り)
人によっては、家のローン、教育資金で一番お金が必要な時期であり、リスクを取れないという意見でしょう。
ですが、私は、以下のように考えます。
逃げ切りとは、定年までしか働かないという前提があってだと思っています。
人生100年時代、定年後、働くことがマストとすると、キャリア形成に定年後を織り込む必要があります。
また、年収については、そもそも転職活動をしていないのに下がる前提を置くのも、あまりに消極的です。
仮に多少下がったとしても、年収は、一過的な評価にすぎませんので、生涯のトータルインカムで考えることも必要です。
これらから、複数社で働くことを前提にキャリアをデザインし直し、早めに会社を変えることに慣れた方が合理的と思えます。(40代後半なので、“早め”ではないですけど)
転職活動の開始
以上の様々な理由から、副業はいったん、お休みして、転職活動を始めることにしました。
実は、私、人生で何度か転職活動をしたことがあります。
転職活動をするたびに、前回と違う印象を持ちます。どうやら転職活動、転職市場というのは、絶えず変わっていくようです。
今回の転職活動 in 2023の気づきは、以下の通りです。
以前言われていたような40歳限界説がだいぶ緩和され、45歳以上のシニア転職も盛んになってきている。
40→50代など、年代を超えると、募集人数は減っていく傾向にある。
コロナ以降、採用面談がリモートにシフト、転職者が複数企業を受けるハードルが下がっている。
まず、3.が時代の大きな転換点です。今まで会社を休まなければ面談に行けなかったので、複数受けると言っても一度に2、3社が限界と見ていました。
リモート面談だと1時間の隙間時間で面談ができますので、短期間で数をこなすことができ、勝率が高まり、納得のいく転職ができそうです。
(海外の会社にリモートで面談、就社している知り合いもいます。ホント、時代が変わりました)
また、1.から、転職によるキャリアアップも描くことは可能、2.から、選択肢を広げるなら、50歳になる前、40代のうちに転職が望ましいと考えるに至りました。
活動の詳細は端折りますが、今回、ご縁があって、内定を頂きました。
内定を頂けているということは、私に可能性を感じて頂いている方がいるということです。
最後は、自分の信条でもある、やらないで後悔するならやって後悔しようとの考えで決断しました。
まだ、転職の成否が出るのは、数年後でしょう。今はただ、ベストを尽くします。
#副業 #転職 #アラフィフ #ライフシフト #パラレルキャリア
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