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詩アルバム

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柊月の詩作品を集めてあります。
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記事一覧

【詩】いまじねーしょん

紫外線ばかりが強い青空 吹き抜ける風に熱を奪われる 夏の終わり そこここに手向けられた 赤い…

柊月 めぐみ
6か月前
34

ムラサキ

いつの頃からか そうして控えている 知的なまなざしの面影 赤や黄のうつろいが 小麦色の光に…

20

はぜる

夜まつりの能舞台は 板のはぜる音がひびく かがり火に照らされて こんなところまで おもては遠…

14

ピアノ

和声の際立つピアノは 七色に音色をくゆらせ 聴く者を絵画の世界へ誘う 甘やかな貴婦人のピア…

21

風のうなる晩は 潮風を思い出す 行き交う車の賑々しさに 遠く波音を聞きながら 月が涙に低く蕩…

17

ハープ

新芽がそよぎ出したから ハープを持って丘に登ろう クローバーが群生して ホイッスルを待って…

9

マスク

陽気な日差しが 窓辺の小さなベッドを包む 道半ばの新境地 船旅の星空 湖畔のコテージ 果たせなかった約束 あなたのデスマスクは 一切の苦しみから 穏やかに解き放たれ 安らかだ 焼却された調度のレプリカが あなたを今に伝える 来訪者に 水のマスクを授けながら *********************************** 2021年3月7日 「深夜の二時間作詩」によるTwitter投稿詩『マスク』 ローマに客死したロマン派詩人、John KEATS。 結核

小春日の猫

通りすがりの街猫が訪れる芝生 陽だまりの庭で 丸くなる黒猫の背中が じんわりと温かい 表の…

10

創作工程

封筒の余白に 裏紙のそのまた空白に はしり書き ほんの書きつけ 思いつく様を書き出してみる …

12

追憶の庭

あなたがこの地にいたことをおもい 今 私もここにいることを ひしひしと感じる この階段を踏…

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