#1　1月1日　元旦

朝6時45分。
スッと目が覚めた。朝の苦手なこの私が、最近9時起きばかりしているこの私が
2024年初日にこんないいスタートを切ったのだ。
こんなことはない素晴らしい年になりそうだ。

起きて見た先に窓が見えた、そうだった、今日という新年の始まりに
初日の出を浴びて起きようとカーテンを開けっぱなしで寝ていたことを
思い出した。

しかし私の家は日当たりが悪く、初日の出など当たるわけがなかった
忘れていたわけではない。分かりながらも、大丈夫だと。
たま〜にある謎の自信に満ちて自分の意思で開けて寝た

起きて見て冷静に『当たるわけないよな、ふ、』と
自分の恥ずかしさに声が出た。

携帯を見る。
通知の少なさに少し寂しさを感じた
まあ、もうこの歳なのであけおめLINEもそんな来ないかと諦めもあった

変わらないものもあった
いつもの仲間達のLINEの通知が来ていた。あけおめLINEである
毎年の恒例行事だ
作業になりつつあるこのLINEだが嫌いじゃない
むしろこれが結構好きだ、このお決まりの感じが居心地良い

『あけおめ！今年もよろしく！』と送った。
長くは続かない、誰も続けない。これも慣れたものだ

せっかく早起きしたので朝のうちに行動をする
ベットから足を下ろすと冷たい床でさらに目が冴えた
タイマーですでについていたストーブに両足を温め
歯を磨きに洗面台へ向かう、歯磨き中

『あ、』

ふと思い出した、昨日お風呂掃除をしようと泡をかけて待つタイプの洗剤を
浴槽にスプレーしたままなのを思い出した。

今年はもの忘れの少ない歳になりますように