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はじめまして。

2015年12月2日に父が他界しました。父は味噌醤油に生涯をかけていましたが、息子の僕には自由な人生を与えてくれました。

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亡くなる数日前、入院していた父は、主治医との交渉の末、一日だけ帰宅することが許されました。

歩くことも困難な状況だった父は最後まで自分の仕事を全うすべく、倉庫を掃除して、そのあと書類を選んで紙袋に詰め込んでいたそうです。

父が亡くなった日、僕は妹からその紙袋を渡されました。「お父さんからお兄ちゃんに渡してくれと頼まれてたから...」と。

その紙袋の中には父がこれまで開発をした数々の調味料のレシピ、言い換えれば父の人生が詰まってました。

父の事業は僕の妻が引き継いでくれることになりましたが、そこで僕に出来ることは父の人生を理解し、それを妻に伝えること。そのためには父との会話や好きだったお料理のことをはじめ自分の過去を振り返る必要があり、instagramをはじめてずっと記録してきました。また、いつか僕の息子がそれをみて僕のことを知ってほしいという思いもちょっぴりありました。僕が社会人1年目のときに何枚もつづられた手紙が父から送られてきたときのように。

あれから5年が経ち、もう一度振り返ってみようと思い、noteはじめます。

@masateru.jr

父のこと






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