01/08 小学生練習会

この日は久しぶりの小学生の練習会でした。コロナ以前は月2度ほど練習会をしていましたがで、コロナ禍で校内への立ち入りも制限されていた影響でなかなか安定して実施できていませんでした。

こうした事情を踏まえると、自前の道場があるということは恵まれているなと実感します。特に京都には市民が気軽に使用できる室内土俵がありません。今後の部活動の地域移行を考える上でも大きな課題です。

そんな中、久しぶりに小学生が参加してくれました。
前からいる子供達が逞しく成長していたり、新しいメンバーが増えていたりと変化を感じました。練習のレベルも高く非常に高く感心させられます。
こういった練習会では高校生は指導者側の立場になり練習に参加します。
日頃から自分自身が指導されていることをしっかりと整理できていないと小学生を教えることはできません。言われたこ事をただやっている。いわゆる指示待ちの生徒はこれがとっても苦手です。今まで言われたことを自分の言葉にして教える。この作業は高校生にとって、とても重要で勉強になります。この日は普段の練習とは違い、身体よりも頭が疲れてきます。こういった機会を前向きに捉えて取り組む生徒は、いざ自分が指導される立場に変わっても吸収力違ってきます。

こうした指導の循環は相撲のような競技人口の少ない競技にとって必要不可欠です。我々指導者から高校生、高校生から中学生、中学生から小学生、小学校高学年から低学年へと指導のバトンをしっかり渡していける組織を築くことが大切です。こうした中に社会人選手や大学生なども混ざり合うことでより強い組織が作られて行くように感じます。

今回の練習会では小学生同士で教え合う姿が見れたことがとても印象的でした。
こうした関わりが増えていくと京都の相撲の未来も明るいなと感じます。
このバトンをしっかりと指導者が受け取って次に渡すことが今後の京都の相撲のためにも必要です。

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