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幸せの記憶をつくろう | 新社長インタビュー(前編)

2024年、あけましておめでとうございます。

新年1本目は特別編として、2023年6月より新社長に就任した今津一也氏のインタビューをお届けいたします。経営の考え方、人に対する想いを聞きました。


Q.1 心境の変化

>2023年6月より社長に就任されました。まずは心境の変化をお伺いします。

やっぱり責任の重さっていうのはすごく感じるね。社員さんから一挙手一投足を見られていると思う。会社の舵取りをするとは、一つ間違えると取り返しのつかない影響が出る恐れがある。今までより慎重さに気を配ることが増えたのは、やはり重みからくる心境の変化かな。


Q.2 創業100年に向けて

>これから創業100年に向かっていく日和山観光。ここまで永く存続できている理由とは何でしょうか?

百年企業。百年というのは、やはり一つの節目。ここまで存続してこられたのは、世の中に必要として頂けたから生きてこられたのだと思う。私たちの存在理由は何か?改めて考えていかなければと思っている。

わざわざお金と時間かけて、大切なご家族・仲間と遠く日和山の地までお越しになるのはなぜか?日和山に行ってああいうことやって楽しかったよねとか、あんなことがあったよねとか。いつまでも「幸せな記憶」として戻っていけるような。そんな記憶を、お客様は求めているのではないだろうか。

「我々が提供しているものは何か。」一言でいえば、利用されるお客様の体験であり、その時間。その瞬間をどれだけその楽しいものにしてあげられるか。どれくらい質の高いものにできるか。我々が一番大事にせなあかんことは、まさにこの瞬間に詰まっている。その手段として、ホテルがあり水族館がありゴルフ場があるけれど、根本は「幸せの記憶」を作ることで、それこそが我々の仕事の本質。僕自身、ずっとそう思い続けています。


Q.3 観光業界の未来

>コロナが明けインバウンドも復調の兆しです。観光業界・日和山観光が今後求められるものとは何だと思われますか?

トレンドは時代に揺れ動くからこそ、逆に変わらないもの。縦筋に注目している。

例えば先日、遠くハワイから団体で宿泊に来られたけれど、ハワイのお客様がこの海を見て感動されるって、なんかすごいよね。我々からするとハワイのビーチの方がすごいじゃないのって思うけれど、ハワイの人たちには日本海の荒波はここでしか見られない景色なわけで。ここにしかない自然景観は、人間を無条件で感動させるような圧倒的な力があるのだと思う。創業精神にもある「自然を活かせ」というコンセプトは、これからも重要な軸の一つになるだろう。

あと、当たり前ではあるけれど、変えてはいけないサービスの代表格は「笑顔のサービス」だろうなって思う。

>言葉を越えて伝わりますよね。

言語を超えて伝わる「何か」。おもてなしの心よりもっとシンプルな、気持ちの表現の仕方。やっぱり笑顔ってほんと大事だよね。こうしたことに軸足をしっかり置いとけば、時代を越えても大切なことを見失わないんじゃないかな。


Q.4 変わり続けるために

>逆に今後強化していかないといけない部分。変わらなければいけないと思われるところは?

一番はやっぱり、人かな。結局我々の商売どこまで行っても、人対人。魅力を発信するのも人。すごい景色…もちろんそうなんだけど、景色の背景・ストーリーをご説明してあげることによって、より深みが増してくる。お料理一つ、水族館でもそう。ただ魚が泳いでるのを見てるだけではつまらない。飼育員が声をかけたり、関わることによって理解とか感動とかにつながるんじゃないかな。

社員の皆さんが愛着をもってくれたり、大事にしてる価値観を理解し共有してもらえるように。会社として一人一人を大事にしてあげる、まず大前提としてこうありたい。社長としてどう支えてあげるか。これを考えていかないといけないと思っている。

>社員の成長が重要課題。会社としてさらなる支援をしていくということですね。

具体的な手法はまだ始まったばかりなので、まさに模索している段階。ただ、やる気のある人が伸びていくっていうのはもちろんだけど、一人じゃできないので何事も。みんなで持ち上がっていくような方法でやっていきたいですね。


Q.5 求める人材像

>社員はどんな人に成長していってほしいですか?どんな人を求めていますか?

人の機微を感じ取れる人になってほしいなって思うんですね。簡単に言えば、人が悲しい時、その悲しみを理解できる…共感力というか。スキルの部分よりも思いやりの心・感受性、感性がやっぱり大事じゃないかなって思う。

当社の社風は素直で素朴。真面目なスタッフが多いと思います。感謝の気持ち、おかげさまの気持ちが、お客様だけじゃなくって、身内や仲間内、仕入先さん、地域社会…。もっと広く深く、向けられるようになったなら。そんな素直な心を育んていってほしいね。

そういう意味では、仲間になってほしい方も、やっぱり素直な方かな。そして、好奇心。新しい事業やサービスにも前向きに捉えられる。そんな心を持った方にぜひ応募してほしいですね。

後編へ続く

担当:今津


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