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私的就職活動総まとめ②

こんにちは、ひよりです
2部構成のうちの②でございます。
前回の記事をお読みでない方、ぜひ以下リンクからご覧くださいまし。
あ、就職活動の中身よりその前の生活が気になるという人だけでいいですよ。なぜなら、前回の記事の中身では、まだ就職活動始まってないんです。
ということで、興味のある方は以下リンクへ〜。

さてさて、今回もまた長文駄文ですがお付き合いくださいませ。

大学4年次(5-12月)

就活中の動き

さて、留学最後の月から就職活動を始めた私は下記のような形で動いていました。
5月から12月までで合計83社25業界のイベントに参加、その内選考ありインターンが7社、選考なしインターン30社、うち早期選考のフローに乗ったのは5社でした。
以下は各月でどれだけの企業と接触していたかの数です。企業によっては複数回イベントに参加することもありましたが、イベントごと、面接ごとに1と数えています。

5月から12月に参加したイベントの数

時期ごとにどんなことを考えて、どんな目的を持って動いていたかブレイクダウンしていければと思います。

5月〜7月

就職活動の目的:多業界の情報をインプットするために志望度や興味に関わらずインターンや説明会に参加する。スカウトをいただいたイベントは相当興味がない限り全て参加する。
なぜこのような目的を持っていたか。これはタイでの長期インターンシップに起因するのですが、人材紹介系の企業で働くと想像に容易いようにたくさんの業界のお客様とお話しさせていただく機会があります。そのため、自分がこれまで興味を持って話を聞いてきた商社やコンサルとは違う業界のお客様とお話をすることもあり、その度にお客様の持つ潜在ニーズを自身の業界への知見のなさを実感していました。もちろん社会人であっても全ての業界に深い知見を持つことはほぼ不可能ですが、私の場合はその基礎すらない状態で業務をしていました。そのため、お客様から学ばせていただいたり、自分で調べることでなんとか情報を収集するようにしていました。

しかし、就職活動を始めてわかったのは、インターン中に必死にインターネットから拾っていた情報を短時間で人事の方が大量のインプットをしてくれるという最高の機会=会社説明会・イベントだと気がつきました。社会人になる前にたくさんの業界の情報をインプットして損することはない、と思い自分の興味がある企業、ない企業、とりあえずスカウトが来たら、リクナビやマイナビで目に入った企業、なんでも参加するようにしていました。
ただし、合説やクロストーク的なイベントは業界の話を聞ける場所ではないことが多かったので5月だけ参加して、それからは全て各社が行っているイベントに行くようにしていました。

興味があったこと・業界:外資コンサル→中小企業向けコンサル
5月・6月頃の私は、地方創生やスマートシティに興味を持っていました。今思えば、何がやりたいのか、自己分析ができていないが故に着地していた興味だったと思います。タイ留学中にスマートシティについて学ぶ機会があり、加えて地元である北海道に貢献したいという思いが強かったため、地方創生とかスマートシティならやりたいことやれるかも!!と思っていました。

また、コンサルという業種に興味があったのは、これまでの経験上、誰かに寄り添ってその人の成長のために何ができるか、ということを考え、行動することに楽しさを感じていたという点でコンサルに興味を持っていました。この点に関しては、深化はしましたが、今の今まで変わることのない自分自身の興味であり、キャリアの真ん中に据えたい働き方です。

しかし、中小企業向けコンサルファームと士業系のインターンに行った際、日本の企業の割合で中小企業が占める割合は99.7%だということを知りました。いわゆる総合コンサルファームが請け負うプロジェクトは0.3%を占めている大手企業や中央省庁向けであるということに疑問を持ち始めました。その後も日本の労働人口が働く企業の7割が中小企業であることを知ったりするうちに、自分自身がやりたいことは本当に地方創生なのだろうか、と思い始めました。大手や中央省庁の問題をテクノロジーで解決することは面白そうなのですが、本当に人々の生活を変えられるのだろうか、果たして自分がしたいことはニュースになるような大きなプロジェクトなのかと思い始めました。

そのため、7月頃からはたくさんの業界を見ながらも地方自治体や中小企業向けのITソリューションを提供する企業を中心に参加イベントを変えていきました。

やっていたこと:イベントへの参加、自己分析、ES作成、SPI・玉手箱の勉強
イベントについては参加数を書いた表の通りです。参加していた業界としては、興味のあったコンサル以外にIT、資産運用会社、士業法人、マーケティング企業、メーカー、など。

自己分析に関しては、以前の記事通りですが、この時期に行っていたのは、AIツールの利用、人事面談やカジュアル面談で人と話すことで自身の理解を深めること、それからmiroを利用して自己理解をすることやUSJを立て直したことで有名な森岡毅さんの著書である「苦しかった時の話をしようか」にあるビジネスフレームワークの実践でした。(自分が何をする時が好きなのか動詞で考えるというものです。それに応じて、自分の持つ特性が思考、コミュニケーション、リーダーシップのどれに偏っているかあるいは複数持ち合わせているのかを確認するものです。)

miroに作っていた自己分析
森岡毅さんの著書「苦しかった時の話をしようか」にあるビジネスフレームワークの実践


ES作成に関しては、
自分史の作成→エピソード厳選→ES仮作成→志望度の低い企業の面接や面談で話してみるorOBOGに添削していただく→ES作成
という順番で行っていました。

自分自身ではどんなエピソードだと人事や面接官に刺さるのかがあまりわからなかったので、志望度の高くない企業の面接でとりあえず話したりしました。
あとは、カジュアル面談の時にポロッとこんな経験もしてます〜と話すと「どんな経験したか具体的に教えてもらえる?」とあちらから聞いてもらえたので、どんな系統の話だと拾ってもらったり質問されやすいかを常にメモしてESの作成をするようにしていました。

それから、ChatGPTとLINEで使用することができる内定くんAIを利用し、ESの修正を定期的にしていました。具体的には、書き上げたESを「プロのキャリアアドバイザーとして添削してください。」みたいな指示と共に入力して送信。そうするとChatGPTの場合は、あちらの勝手な解釈で私のESを返して寄越してきます。そこで意味のわからない文章が生成されている=人事が1秒で理解できない=不合格を食らうESと言う具合でESを修正していました。
内定くんAIは、自分のESの添削やサマリーをくれたり、企業分析をしてくれるAIだったので、面接の前などにESの添削をしてもらっていました。こちらに関しては、ChatGPTと違いAIがXXの部分が足りないなどと添削をしてくれていたので、それに基づいて修正するようにしていました。

SPI・玉手箱の勉強に関しては、以下の本を使ってやっていました。(リンクは最新版のものにしていますが、私が使っていたのは2023年度版になります)

私は数学が得意ではないですし、計算も早い方ではないので、解説がきちんとされている方が良いな〜と思いSPIは上記のものを使っていました。6周くらいはした覚えがあります。
玉手箱に関してはコンサルを視野に入れていた時に週に2回くらいやっていましたが、7月くらいからは総合コンサルや外資コンサルを視野から外していったので、解くことそのものもやめてしまいました。

8月〜10月

就職活動の目的:自分がやりたいと思う業務内容を持つ企業と接触し、どんな企業でどんな仕事をしたいのかを明確にする。
8月頃には自分自身が中小企業のDX推進に関わりたい+多くの人が気軽に使えるサービスを提供している事業会社に行きたいと明確にどんな事業を持つ企業に行きたいのかが見えてきていました。
自分の中にやりたいことという、就職活動の軸は見えてきていた一方で、どんな企業で働きたいのか、業務以外の部分が全く共通項として見えてきていませんでした。なので、業務内容が近しい企業ならとりあえずなんでもイベントに参加していくと言うスタイルでした。

しかし、スカウトサービスでスカウトをいただいていた企業のイベントに参加したことで、企業に明確に点数をつけながら志望度を決められるようになっていきました。詳しい内容については、やっていたことでご紹介します。

興味があったこと・業界:ITソリューションを持つ企業
7月までの情報収集の末、中小企業のDX推進+多くの人が気軽に使えるサービスを展開している企業に絞って企業を見る中で、ITソリューションを持つ企業が自分の興味があることができる場所だというふうに思うようになりました。

では、そのITソリューションがある会社の中でもどこがいいのかという話になってくるので、事業内容、規模、拠点、上場の有無など条件に関わらずITソリューションを持つ企業のイベントにガンガン参加していました。

やっていたこと:イベントへの参加、自己分析、ES作成、企業分析、面接対策
イベントへの参加や自己分析はあいも変わらずやっていました。自己分析に関しては終わりがないので、面接や面談のたびに付け加えたり、MBTIからどんなことがわかるかを企業につけた点数表と見比べながら週に1度、少なくとも月に2回は見直し、修正していました。

ES作成に関しては7月までに作り上げた自己PRとガクチカ以外で面接や面談の中で興味を持たれた話をリストアップし直し、予備の自己PRとガクチカを作っていました。
予備のエピソードには、高校時代の部活動の話や文化祭の時の話、合唱団での話、英語学習の話など幅広くエピソードを用意しておきました。メインの自己PRやガクチカでは自分の一番アピールしたいことや社会人として即戦力で使えると思われるエピソードを用意していましたが、予備のエピソードは自身が窮地に追い込まれた時にどんなふうに這い上がってきたのかやチームで動く時の自分の動きがよりわかりやすい話を用意しておきました。
それから、何個もエピソードを400字で書くのは普通に辛いので、予備のものに関しては箇条書きで活動内容・目標・課題・困難・解決策だけを書き連ねておきました。

企業分析に関しては面接ごとに内容を変えていきました。
例えば、人事面接・1次面接では事業内容、企業の強み・特徴、他社との違い、経営理念、今後の事業方針を調べていました。この辺であれば、HPやOpenwork、ワンキャリアあたりを見れば把握できる内容だと思います。
2次面接では、上記に加えて、企業のミッション・バリュー・カルチャー、働きたい部署について、中長期経営計画について把握するようにしていました。この段階でIR資料や統合レポートといった情報にざっと目を通すようにしていました。というのも2次面接では現場社員の方が出てくるので、ある程度部署や自分の目標とするボジションについては把握しておく必要があるからです。中長期計画などについては、現場の社員にどれくらい浸透していて知識があるのかを逆質問で聞くために読んでいた程度でした。
3次面接以降については、2次面接で読んでおいた資料を隅から隅まで読み直して企業の今後の目標や現在の経営状況について把握、またESGレポートなどがあればそれについても重箱の隅をつつく勢いで読みます。それと、企業側が次の面接官のポジションやこれまでの経歴などがわかるnoteや記事などを教示してくださっている場合は、その記事を見に行くようにしていました。

加えて、各企業に自身の軸や働きたい条件に基づいて点数をつけていました。ある企業のイベントで聞いたことにプラスαで自分が再解釈して定義し直した企業ごとの点数の付け方をここでは記載しておきます。例えば、①給料が高い②大規模な会社③全国転勤がないということ条件下で働きたい場合、各項目について点数を決めて、合計点数の85%以上の点数がついた企業だった場合第一志望群、75%〜84%に当てはまったら第二志望群というような具合で各企業に点数をつけていきました。3つの条件で作った場合、満点が300点なので、255点以上なら第一志望群といった具合です。(実際には、6つの条件を設けて企業点数表は使っていました。)

企業点数表の付け方一例

この条件を「自分の性格と合うか」にして点数をつけていくと、自分がどんな雰囲気の会社ならいいねと思えて、どんな企業だとうーん、違う!と思えるのかが点数化されていって企業同士の共通点が見えるかと思います。

面接対策としては、

  1. 過去問対策

  2. 志望動機・自己PR・ガクチカ・予備エピソード・今後の目標系質問対策

  3. 逆質問対策

  4. (面接中)メモをとる

の4つ。

まず、面接の前にワンキャリアで過去に聞かれていた質問を調べ尽くします。企業から内定をもらっている人の体験談だけに絞って2年分ほど過去問をリストアップした上で、過去にされていた質問に対して、どのエピソードと共に話すか、その企業のミッションやビジョン、事業内容、面接官のポジションなどを参考にしながら自分の回答を書き留めておきます。

その上で、志望動機・自己PR・ガクチカ・予備エピソード・今後の目標といった内容を書き留めておきます。私の場合は、志望動機に合う企業しかそもそも面接を受けていないので、どの企業も同じ内容で話していました。自己PR・ガクチカ・予備エピソードに関しては、ES作成の部分で書いた通りですが、面接のためにしたこととしては、書き言葉で400字で書いてあるものを、箇条書きに書き直したり、1分30秒以内で話せるかを録音しながら練習しておきました。今後の目標に関しては、ポジションや昇進に関しての目標を3・5・10年で区切りながら各企業の制度や社風に沿わせながら準備しました。

逆質問は、

  1. 企業の今後についての質問

  2. 面接官についての質問

の2つのカテゴリーで複数個質問を考えて面接に挑むようにしていました。企業の今後についての質問は、中長期経営計画やESGレポートで詳しく書いていないこと、なかなか企業説明会では聞けないような内容を聞くようにしていました。例えば、人材採用を短期間に大量にしていたことがレポートからわかった場合、それがいつまで続くのか、目的は欠員補充か事業拡大、または案件に対応するために人が足りていないのかなどを聞きます。

面接官についての質問は、①面接官の仕事や仕事観について②面接官の就職活動について③面接官が発信しているnoteや企業のサイトに載っている情報について、の質問をするようにしていました。面接官の年齢が高い場合などは面接官本人の話や仕事の話を、面接官が新卒や5年以下の職歴であった場合は就職活動など職務以外についての話を積極的に聞くようにしていました。

最後のメモを取るということに関してはあまりやらない方が良いと巷で言われていますが、私は全ての面接・面談がオンラインであったこともあり、有無を言わさずメモを取りながら面接に挑んでいました。目的としては、どんな話をしたら食いついてもらえるのかということを次の面接で活かすためです。また、相手もメモを取りながら聞いているのだからこちらも相手がどんな質問をしてくるのかメモして当然くらいの気持ちではいたかもしれません笑。

11月〜12月

就職活動の目的:自分がやりたいと思う業務内容+自分が納得できる社風の企業とのみ接触を持ち、年内の内定獲得のために動く。
10月までに70社以上と接触をしていた私は、業務内容・社風ともに「これだ!」と思う条件を見つけることができていたので、11月以降は本当に入社しても良いと思う企業のイベントに参加したり、面接を受けるようにしていました。
というのも、大学3年次までの生活→留学→就活と1年以上ずーっと忙しかったため、9月頃からもう限界でーす👻という感じでエネルギー切れ寸前で就活をしていたという節があったからです。これ以上たくさんの企業を見ても自分自身が納得できる企業はないな、と思ってしまったのも大きな理由だったかもしれません。

興味があったこと・業界:ITソリューションを持つ企業
この部分に関しては10月までと特に変わらずでした。ただ、その中でも営業DX・人事DX・財務DX…といった企業のどの部分に向けたDX推進に使われるサービスを有する会社なのかという部分を詳しく見るようにしていきました。

やっていたこと:イベントへの参加、自己分析、ES作成、面接対策、企業比較
5つのうち面接対策までは10月までと特に内容を変えずに行っていました。
5つ目の企業比較については、それまでにまとめていた企業分析や企業につけた点数をスプレッドシートで全て管理していたため、それを見比べながら、どの企業であれば自分らしく、従事したい業務内容で働いていけるのかということを比較していました。

まとめ

ということで、まとめのまとめになります!
前々回の記事でも察知してくださった方もいましたが、就職活動については第一志望の企業から内定をいただいたため、就職活動を終了することにしました。
とはいえ、就職まであと1年3ヶ月あるということでこれからは社会人として即戦力と言われるくらい使える新人として入社したいという思いがあるため、業界研究や入社先で必要な知識をつけていくことに大学最後の一年を使っていくつもりです。
それから、所属する大学でたくさんの経験をさせていただいた恩返しとして大学建設にも関わっていきたいという思いがあるので、大学内でも様々チャレンジしていきたいと思っています。


さて、ここまでお付き合いいただきました皆さんありがとうございました。
就職活動をメインにした記事はこれで最後になるかと思います。就活をテーマに3回記事書いたのでもうこれ以上擦る内容は小話程度にしかございません笑。
次回の記事は少し軽い話を書きたいな〜と思っているところです。
なぜなら最近の記事の内容がお堅すぎて自分でも、こんなに堅い話を書くためにnote始めたんだったか???とか思い始めてしまったので笑

それでは、また次回
ひより

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