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未婚シングルマザーの華麗なる転身とコロナと息子さん

私は以前、テレビの編集マンとして
フリーランスで仕事をしていた

まぁ、それなりに収入もあったわけだが
時間も不規則で
何と言っても拘束時間が長い
徹夜も当たり前、、、
子育てには、到底向いていない

その頃は、選択的未婚シングルマザーって
ものをしていて
いわゆる一家の大黒柱
おまけにマンションを購入していて
借金持ち。。。。

幸い、マンションから徒歩2分くらいの所に
区立の保育園があり入園する事ができた

〝保活〟なんてした事がない
というか保育園に入れられるなんて
考えてもいなかった

何故かと言うと、、、
仕事が不規則だから

保育園というのは
週何日、9時〜5時まで勤務と
決まっている人が預けられると思っていた

息子さんを保育園に入れたのは
0歳の4月

しかし、フリーなので産休などなく
働かないと貯金が目減りするばかり

そんな時に声がかかり
息子さんが3ヶ月になった時から
仕事を再開した

因に、わたしの父は他界
母は、要介護度5の車椅子生活で
老人ホームで過ごしていた

では、乳飲み子をどうしたかと言うと
パパの進言で義父母に見てもらった
義父母と言ってもまだ籍を入れていたかったし
数えるほどしか会った事もなかった

そこへ車いっぱいの荷物を詰め込んで
1週間ちょっと息子さんと転がり込んみ
実家から編集室へ通った

編集の仕事は日給換算
短いもので1日〜長くて2、3週間
基本は1週間前後

とはいえ、10日も働けば
並のサラリーマンくらいの収入にはなる

集中して働いて数日休んで
また集中して働くという。。。
とても不規則な仕事で
保育園なんて無理と勝手に思っていた

しかし、職場の人に勧められ
とりあえず役所に相談に行ってみたら
対応がよく親身に手続きのアドバイスをしてくれ
見事に一番近い保育園へと入れた

しかも!幸運な事に
この保育園は22時まで預かってくれる
近いので唯一、説明会に行った保育園

第6希望ほど書く欄があるのだけど
私が住んでいた区はピッタリ6つの園が
22時まで保育していたので
第2希望以降は、迷うことなく
家から近い順に書いたw

そして、無事に入園できたのだけど
現実は甘くはなかった
やはり22時までとはいえ
お迎えを考えると21時過ぎには
編集室をでないといけない

それがネックになって
それまでやっていた長期の仕事は
〝配慮〟という名目で声をかけられなくなり
仕事量が減った、、、収入も減った

仕事がなく、1才になったばかりの息子さんを
つれて2週間大阪に出張に行った事もある
なんと!大阪では24時間保育の保育園に
短期入園して2人でマンスリーマンション暮らし
(保育園は仕事の話をもってきた人が
 探してくれた)

あまり病気はしない子で助かったし
病気や徹夜確定の追い込み時期は
やはり義父母が預かってくれた
本当にありがたい

仕事が終わらず
一度息子さんを保育園に迎えに行って
一緒に編集室に戻って
おんぶしながら仕事したりも、、、


編集室の床に息子さんと寝た事もある

それでも常に
仕事を干されるんじゃないかという恐怖が
常につきまとい
無理をしてしまっていた

完全なるワーカーホリック

2日間で起きている息子さんを
見れる時間が1時間に満たない時
朝、慌ただしく息子さんを保育園に預け
一人通勤した後に
『絵本を読んであげる時間もない
 。。。。何しているんだろう』
などと悲しくなった

ついに、2019年の初夏に
体調を崩し2ヶ月の入院

仕事の継続が難しくなったので
〝療養〟を兼ねて?
その年の初冬にマンションを売却し
現在のお家に引っ越し
パパとも入籍して
未婚シングルマザーから専業主婦に
華麗なる変身を遂げたのが

2019年の初冬、、、、

そう新型コロナが注目され出した頃です

コタさんは〝コロナ疎開〟と
しっかり信じ込んでますw

2020年4月7日
コロナで緊急事態宣言が出されます
〝病気療養〟を理由に保育園に
時短で通っていた息子さんは
真っ先に登園自粛のとなり

ここから2ヶ月近く
息子さんと24時間べったり生活へ

4年ぶりくらいに
長く一緒にいられる時間は
2ヶ月入院で会えなかった事もあり
コロナという規制はあるものの
宝石のような日々でした

つづく