自分の声を無視しない
はじめに
24時間のオンライン対話の場がほしいと願っている看護師ひよこです。昨日から『カール・ロジャーズ入門―自分が“自分”になるということ』を読んでいます。ロジャーズさんの人物像が136ページにも亘って記述されているので、彼がどんな人生を歩んできて、なにを訴え続けてきたのかがよくわかる本なのでとても興味深く読んでいます。今日はまだP188までしか読めていないのですが、ここまでで感じたことを書いてみたいと思います。
DXOに惚れている私が驚いたこと
私は2021年~手放す経営ラボラトリーの研究員として在籍しています。そのコミュニティ・カンパニーの軸にあるのは「DXO(経営を進化させる実践書)」です。ホームページから無料ダウンロードできますし、コピーレフトですので、ぜひみなさまのコミュニティや組織で使っていただきたいのですが・・・。答えがわからない時代の「持続可能な」組織づくりのために、自律分散・重なり・循環の3つの条件を備えるためのテキスト構成になっています。テキストは研究員によってアップデートされているため、テキスト自体もインストールしていくメンバーもどんどん変化していってます。
わたしが気に入っているポイントは、ひとりひとりの「やりたい」意志が尊重されることです。
カール・ロジャーズさんと同じで、子ども時代の抑圧体験が「権威を極端に嫌う」わたしを育ててきたために、ピラミッド構造に抵抗する自分自身がいます。
いまから79年も前の話です。この時ロジャーズは、するどい葛藤や衝突が生じたときに、それを押さえ込むようなことはせず、逆に「自分の感情をどんどん表現するように促した」と書いてます。すごい覚悟だなぁと思いました。
相手のあるがままの世界を尊重し、理解し、受容するという態度
この態度こそが重要だと考えて実践していたロジャーズには揺るぎない想いがあったのでしょう。現在の日本社会に「自分の感情をどんどん表現するように」と言える方はどれくらいの確立でいらっしゃるのでしょうか。
自分の弱さを自分のものとして受け入れる
私は今年の2月、「世界は怖いものだ」と感じているのだと言われてしっくりきてから生きるのが楽になりました。「こわくない」と思っていたと信じていたんです。人を信用していないし、世界は怖いものだと感じているということをこうやってさらけ出すことができるようになりました。すると、全身の力が抜けたような感覚になり、自分自身のことを認められるようになったんです。それまでは自分のことがキライだったようです。
ほんとうの"自分”になる
著者の諸富さんが、「ロジャーズの生涯は、自分らしく生きることを学んでいくプロセスそのものだった。」P139 と書いているように、私自身の人生も自分らしく生きるとはどういうことかを模索し続けてきた人生でした。そして、頭では「自由」を求めても子育てや社会課題に対しての葛藤に違和感があり、それに対して何もできない自分に無力感を感じる(自分や誰かを責めるか諦める)ため、なにをしたらいいのかがわからなくなってきていました。
自分の声が聴こえるようになったことで、本気で「対話のNukadoko」を事業化できないか動いてみる勇気が湧いてきました。まずは自分自身がなにを感じ、なにを大切にしたいのか聴くことがとても大切なのだと体感しています。そして、自分自身の声を聴くためには「誰かに聴いてもらう」必要がある。この本にもそのことについて触れているので、ますますカール・ロジャーズさんのエッセンスを、事業化していくための計画スライドの(長崎市スタートアップ支援事業コッコデショ2023)ピッチに入れ込もうと思っています。まだ半分しか読めていないので、早く読了したいなぁ・・・。
でも、これから孫に逢いに行くので・・・続きはまた今度にします。
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