見出し画像

「被爆75年対話会」—対話内容やありかたの振り返りー

8月3日のnote「被爆75年・・」
を書いていた時に閃いた「対話会」を開催しました。
昨日8月11日には場づくり・テクニカルの振り返りをしたので、今日は対話の内容やありかたについての振り返りをしてみます。



【目次】
1.対話会の目的
2.お願いしたいことの説明
3.タイムスケジュール
4.「問い」について
5.これからの活動について


1.対話会の目的
①「オンラインの対話会の良さ」を拡げて行きたい
 2018年の10月から8か月間参加していたオンラインサロン「箕輪編集室」で、オンラインコミュニティの可能性を拡げていただきました。長崎に住んでいても、オンラインなら多様な方々と簡単につながることができます。そのことについては、こちらの記事に書きました。「箕輪編集室」をきっかけにして、オンラインでのつながりや学びがどんどん深くなっていってます。今回のコロナによる行動の制限や、社会生活がこれまでの常識では出来なくなっている現状においても、私の心は安定しています。こうやって穏やかに過ごせているのは、オンラインでの繋がりのおかげだと感じています。

②「被爆75年」のいま現在で、私に出来そうな貢献をしたかった
 
 オンラインで色んなことを学ぶ中で、ひとりひとりの人生を大切にしながら、社会に貢献している方々とたくさん知り合いました。学びの場や対話の場でしか繋がっていないのですが、じっくり話をお聴きするとみなさん自分にできることをコツコツと実践されているのです。EMSエッセンシャルマネージメントスクールで学んでいる方々の活動も、もっと深く知りたいと思っています。長崎で生まれ育ち、他県よりも濃い平和教育を受けてきたのだと思いますが、「平和を願う気持ち」をそろそろ表してみたいなぁと考えていました。これまで、「平和」を表立って口にすることに抵抗があったのですが、「対話」を浸透させたい私は、この「被爆75年」のタイミングを実践の契機にしたい!!と感じました。

③どんな対話会にしたかったのか
 
「平和活動」に抵抗があったのはなぜか?について自分自身の内面にある感情を見にいくと、①正解がよくわからないことや知らないことが多すぎる②過激な運動家だと思われるのではないか、なんだかこわい③地域の人に知られたときに「あのひとなにやってるのかしら?」っていう目で見られるのではないか。それが家族に迷惑をかけるのではないか?という感情があることがわかりました。
 6月からプロセスワークを学び始めてから、「両極にある感情」をていねいに扱う心地よさを感じています。まだ学び始めたばかりなのですが、

「自分がよいと思う方向へ向けようとするとか、こうあるべきだという方向へもっていこうとすることとはまったく違います。
          アーノルド・ミンデル著『自分探しの瞑想』P7
プロセス指向心理学あるいはプロセス指向とは・・(中略)
ひとつの状態を変えようとするのではなく、流れていくプロセスに気づき、その流れに添おう、その流れが行きたい方向に行くことを援助しようとするのがプロセスワークです。アーノルド・ミンデル著『自分探しの瞑想』P7

 このプロセスワークの考え方に基づき、問いを立てて対話をしたいと思いました。この理論を学ばなければ対話会はまだ実現していなかったはずです。対極の感情を聴き合う対話会だったら、「こわさ」は克服できそうです。

2.お願いしたいことの説明

【お願いしたいこと】
① 自分の感情をしっかり見つめてください。それを言葉にして表現するかどうかはご自身の判断でお願いします。
② 対話会ではご自分の想いを話すと同時に参加メンバーの想いも受け取ってください。それはあらゆるところから発信されています。(ことば・表情・身体の動き・その方の周囲の環境など)
③ 小部屋では一人3~5分はしっかり話をしてみてください。そのときに、話しているひとはご自分で時間を測ってご自分で切り上げてください。決して、「おまえいつまではなしとるんじゃ~!!おれがはなせんじゃろが~!!って怒鳴ることのないようにお願いいたします。
④ だれもが育った環境も、経験も違います。1つの物事を一方からみるとAという解釈になるし、違う方向から見るとBという解釈になります。違う考えは宝物だと思って受け止めてください。対話の中でなにが起きても「あ~なるほどね!自分には考え付かない感情だなぁ・・」と感心したり楽しんだりできるかどうかが、素敵な対話会になることに影響を及ぼすと考えています。


① 名前の変更をお願いします。
「呼んでもらいたい名前(本名)@参加地
② 一時的な画面オフは可能ですが、できるだけ画面をオンで参加してくださると助かります。


3.タイムスケジュール
・21:00~21:23   チャットでチェックイン
          「Mentimeterでのアンケート集計結果発表」
・21:23~21:50  ブレイクルーム1回目(3人×7つのルーム)
・21:50~21:55   対話内容をチャットに記入
・21:55~22:15   ブレイクルーム2回目(3人×7つのルーム)
・22:15~22:20   対話内容をチャットに記入
・22:25~22:45   ブレイクルーム3回目(3人×7つのルーム)
・22:45~23:00   エンディング 数名の方に発言していただく
・23:00~24:15   放課後お喋り・・
・24:15~      さらにお喋り~(バイク乗り3人の女子会)

4・「問い」について

【チェックインでの問い】
 ★原爆や戦争のテーマを話す対話会で、あなたがここの場に来てかんじている「恐れ」や「不安」はなんですか?この対話会に参加するにあたっての不安や恐れです。

【ブレイク1回目の問い】
①戦争または原爆に対する自分自身の葛藤はなにか?
②それはなぜ葛藤だと思えるのか
③自分の理解を超えていると思えるところはどんな部分ですか

【ブレイク2回目の問い】
①自分の日常生活のなかで、気になっているもやもやはなんですか    ②それはあなたが原爆や戦争のことで考えた今日の対話会内容とつながるポイントはありそうですか?

【ブレイク3の問い】
 ① 私達は無力なんだろうか?
あなたが感じている問題を解決するために、現在の出来後や世の中で起こっていることからヒントをみつけられないのだろうか?

私が立てた「問い」については、ブレイクルームで対話したあとにメインルームに戻ってから「チャット」に記入していただきました。参加者に了解をとってから明日の記事で公開したいと思っています。

5.今後の活動について

 対話会終了後「今回の参加者でグループを作ったりしませんか?」という有難いコメントをいただきました。みなさんが書いてくださったチャット記録を読むと、何度でも対話会が開催できると思えるほど多様な意見が書かれてあります。みなさんとの出逢いを活かすことができるように・・とも考えますが、まずは自分自身の活動の形を決めたいと思っています。
 今回の挑戦はいろんな意味で学びが多い体験でした。インプットばかりだった活動にnoteという新たなツールでのアウトプットをはじめて2か月。その日その時に感じたことを日記のように残すだけでも随分整理できてきました。でも、今回の実践に勝るものはないですね。対話の時に「問い」を立てるのですが、その問いの立て方もまだまだしっかりできていません。勢いだけで開催してみましたが、開催してみて多くのことを学ぶことができました。次回はこの経験をもとにスキルアップを目指します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?