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小中高校生に対するがん教育

はじめに

2020年からEMS(エッセンシャルマネジメントスクール)のコミュニティに所属しています。講座卒業生の方々のコミュニティには500名以上が在籍していて、みなさん思い思いの活動を立ち上げて楽しんでいます。

今日は、医療・福祉関係者が多く集う「ヘルスケア・マネジメント部」の定例会がありました。


必修化されたがん教育を考えよう

今日は、EMS卒業生コミュニティで医師の方から、実際に学校にがん教育を伝えにいっている体験談をきかせていただきました。体験から感じること、改善した方がよさそうなこと、配慮すべきことなどのお話しがあり、いろんなことを考えるきっかけになりました。

国民の2人に1人ががんになる可能性がある
国民の3人に1人はがんにより死亡している
がん罹患者の5年生存率は50%以上
ピロリ菌や肝臓がん、子宮頸がんなど予防できる可能性が高い

この医師は、がん教育は健康教育の一環で、それにより子ども達に主体的に選択したり探究したりする力をつけたいと仰っていました。学校側から指導案を提出してもらって、学校側と「なにをつたえるか」のすり合わせをしているそうです。医師であり、臨床や研究があるなかで学校にも出かけているお姿を尊敬しましたが、医師でなければ健康教育ができないはずはないだろうなぁ・・・とも思えました。

そもそもなにを伝えていくか

インクルーシブ教育やがん教育など、○○教育とテーマごとに考えてみることは具体的でわかりやすいけれど、もっとシンプルに「どんなひとでも尊敬し、信頼し、正直に生きて、互いを受け止めあうことができる」ありかたさえあればいいのではないかなぁ。

自分自身のまるごとをそのままみつめて、受け入れて・・・
他者のまるごとも「そうなんだね」と受け入れる

互いが困っていて、手助けが必要なら手を貸す

自分は決して無力ではなく、だれかを頼っていいこと。
だれかを頼る選択ができること。

ひとは違うからこそ社会に新たな視点を提供できること。
表現することが全体にとっての貢献になること。

こどもたちがわかっているのかも

私は小学校5年生くらいのときにはいろんなことを感じて、考えることができるようになっていたという自覚があります。親や教師が教えなくてももともと生まれつき「どう生きたらいいか」知ってるのではないかなぁと思えます。

今日は「がん教育」のお話で、その方や周囲の医師や患者会の方々の真摯な取り組みに感激したうえで、いろんなことを感じられた時間でした。

【本日の対話の中で出てきたキーワード資料】

・長谷川一男さんhttp://jacr.info/j-cip/kanagawa/2020/02/03/taikendan/

・がん教育における配慮事項http://zenganren.jp/.../784fefea55bfc40e42db9a41ab0998bf.pdf

・文部科学省補助教材https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1370005.htm

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