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弱小ダンス部が全国大会に出場するまでの話②〜教育実習〜

大変ご無沙汰しております…。
note界からだいぶ長い間姿を消していました。笑
三日坊主になってました。笑
ここからはほんとに書いていきますので、これからもアホなひよこをお願いします!!

前回の投稿では、私がどうして高校ダンス部の顧問になりたいと思ったのか、
高校生の頃に遡って書いていきました。

今回は②ということでその続きです!
教育実習での出来事についてです。
ストーリー感覚でお楽しみしていただきたいので、
ぜひ最初から気になる方は①からお読みください!
↓↓


「教育実習」

みなさん怖いですよね…。
教職履修をした方の最後の難関!
緊張と不安と不安と不安!!
とっても分かります…。
今回はそんな中の部活に絞って書いていきますので
最後まで読んでいただけると嬉しいです!
(教育実習の部活以外の話はまたの機会に!)

なぜ教員になりたかったか

まずはここからおさらいしないといけません!笑

・いじめられたダンス部のあいつらへの復讐
 (母校で顧問になってもどってやる!笑)
・自分の母校を強豪校にしたい!
・文化祭好きすぎて大人になっても毎年文化祭
 やりたーーい!笑

はい、ざっくりまとめるとこんな感じ!笑

こんなやつが教員やって良いのかな笑
なーんて思ったこともあるけど、笑
みんなきっかけはこんなもんです!

そのために教育実習で確認しなければならないこと

・母校は私立のため、理科教員に空きがあるのか
・ダンス部は今どんな状況か
・ダンス部の顧問にはなれるのか

それではひよこのドキドキ教育実習スタートです!

教育実習初日!

1日の業務が終わり、やっと大本命の部活へ!

全てが懐かしい校舎。
そして罵倒を浴びせられた魔のミーティング会場。

私の夢はここから始まったんだな。

とても感慨深かったのを覚えています。

ドキドキしながら期待を胸に練習部屋に入りました。

そこに広がっていた景色はあの頃と全く変わらない練習教室。
そして昔は10人ほどの部員数だったのが4倍になっていて嬉しさと同時に、とても残念な気持ちになりました。
それは…。

生徒達の雰囲気です。

正直がっかりでした。
ダラダラ喋りながらアップをしていて、挨拶も適当。本番が近いのにこの雰囲気。

せっかく私が同好会から部活にしたのに、同好会の雰囲気そのものでした。
大会成績もものすごく下がっていました。

だけど顧問の先生達から言われた一言に胸を打たれました。

コロナ禍で、一度も本番を
経験したことない代なんだよ

部員達の想い

本番がないダンス部なんて、想像したこともありませんでした。
どうにかしてあげたい…。
きっとやる気は残ってるんじゃないか。

そう思い、毎日部活に顔を出し、生徒とコミュニケーションをとっている中で感じたことがあります。

大会で好成績を残したい!
本番はなくてもダンス上手くなりたい!!

ほんの2人でしたが、そう願っている生徒がいました。

正直この部活に私はもう必要がないのかな?
そう思っていたのがバカらしく思えました。

この子達の想いに応えたい。
たとえ本番がなくても、ダンスの楽しさを少しでも味合わせてあげたい。

本気でそう思いました。
そして、教員になろうか正直迷っていた就職、
ここで決意に変わりました。

理科教員に空きはあるのか

教員になるって言っても、私の夢は母校の教員。
私立は移動が無いため、空きがないと入れません。
そのために先生方に図々しいほどアピールしました笑

「私、将来教員になりたいんです!
できればこの学校に就職したいんです!」

するとびっくり!!

「俺今年で定年なんだよ!
理科だし!俺の代わりに入りなよ!」

え!そんなことある!!??笑

嘘みたいなほんとの話。
空きがまじでありました。笑
正直そんな都合のいい話ないと思ってたし、
空きがなかったら違う学校で教員になって、
空きがあるときに戻ってこようと思ってたので
ほんとに驚きました。笑

何事も口にするのがやっぱり大事。
言霊ってほんとだと思います!

最終日の生徒からの言葉

もう私は母校に戻ってダンス部の顧問になる!
そして強豪校にする!!

そんなことを考えながらの教育実習でしたが、
ポジティブひよこにも不安はあります。

私が顧問になったら、部員はどう思うのかな。
強くなりたいのかな。
楽しいだけの緩い部活を求めてるんじゃないかな。

いくら生徒達のために頑張りたいと言っても、
その生徒達が求めていなかったらただの独りよがり。

主役は生徒。
強くなりたいという想いを聞いたのは3週間で2人だけ。
不安でたまりませんでした。

だけど最終日、思い切ってみんなに聞いてみました。

「みんなはこの部活をどうしたい?
楽しければいい?それとも強くなりたい?」

「まじで強くなりたいです!
色んな大会に出て、賞を取りたい!
でも指導者がいない。顧問はダンス未経験だし、
先生、帰ってきて私たちの顧問になって下さい!」

私は嬉しすぎて涙が堪えきれませんでした。笑

私はまだこの部活にできることがある。
やっぱり私の作ったダンス部だ。

それが嬉しくて嬉しくて…。

最後に

3週間、長いようであっという間で、
でもものすごく濃くて。

こんな生活が毎日なのかと考えると
教員って素晴らしい仕事だなと思いました。

そして感動させられて泣いてしまう仕事なんて
他にはない魅力を感じました。

そこから私は猛勉強して、
定年になる先生が推してくれたおかげもあり、
母校で面接を受け、

本当に母校に戻ってダンス部顧問となりました。

高校時代に思い出したくもないような
いじめられた経験から
本当に母校に戻ってきてしまうなんて…。

復讐が原動力だったけどそれはきっかけにすぎなくて
この頃にはもうとっくに復讐なんて考えてなかったと思います。

もちろん根本にはあるけれど、笑

生徒の想いに応えたい。
生徒にこの学校でよかったって思ってもらいたい。

綺麗事に聞こえるかもだけど、
これが私の本音に変わりました。


最後まで読んで頂きありがとうございます。
③ではやっと部活を少しずつ変えていきます!
今書いている最中もゴールは見えませんが、、笑
暖かく見守っていただけると嬉しいです!

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