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多様なせいで

昨今は多様なコンテンツで溢れている。娯楽の選択肢があまりにも多くて、人生何周してでもやりたい事をやりきれない程だ。これは大変いい事だと思う。人々の日常の豊かさを支えてくれているだろう。
しかし、そのせいで共通の話題が無い状況に陥ることが多々ある。学生のときは昨日のテレビの話とか、今週のジャンプの話とかで毎日乗り切っていた。今ではコミュニケーションを取る際に自分の好きな趣味の話をしたり、相手の趣味について聞いたりする事が格段に増えている気がする。これが悪いということは無いが、時々寂しい気持ちになる。

共通の話題で盛り上がりたい!
できるだけ複数人で!

学生の頃は5~6人で今週のトリコ、NARUTO、ONEPIECEの話題でキャッキャウフフしてたのに!歳を重ねて周りは今週のジャンプを段々読まなくなった。リンカーンとか、水ダウとか、テレビの話もしてたのに!今ではテレビを見る人が激減した。みんなYouTubeとか見てる。私もそうだ。

みんなと同じコンテンツの話を共有している時のあの結託感というか、自分もついていけてる感じというか、あの感覚がたまらなく好きなんです。むしろみんなと同じ話をしたいが為に、とりあえず見てた番組とかもあった気がします。だけど、今は日常的にそんな感覚味わえないんです。唯一M-1とかはみんな見るので、そん時くらいです。

いいんですよ別に。コンテンツで溢れたこの世界は。ただ、多様なせいで失われた喜びとか快感が存在するし、それを懐古してる若い老害もいるんです。まだ20代前半の私が、昔はよかったなと思ってしまう瞬間がたまにあるんです。こんな風に思ってる人、案外多いと思ってるのだけど、どうなんだろうか。今度同期に酒の席で聞いてみよっ!

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