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編集さんに言われてなるほどってなった話

わたし、漫画を読んでいてサブキャラクターを好きになりやすい侍!

そして、漫画を描いていてハピエンと思っているものが世間的にはメリバだったりする感覚の持ち主!
(なので現在はよく考えて描いている)

登場人物の設定や人間関係は、主人公もサブも偏りなく考えるほうです。

現在進行中の「魔王のペットは勇者に従順」のストーリーについて
こんなキャラクターがいたら楽しいかも〜という相談を
担当編集Yさんにしたところ

ストーリーの流れも含めていろいろな方向性で話し合いをしてくださったのですが、その中ですっっごくハッとした言葉をもらって、「いまの大事なのでもう一度お願いします」と教えてもらいました。

要約です

「どんなキャラクターが出てきても
話の主軸の主人公に矢印(興味や嫉妬なども含む)が向いてないと読者さんは他人事にかんじる」


なるほど…!!

良いキャラクターでも主人公をほったらかしてしまうと、読み手さんを戸惑わせてしまう。

サブキャラクターの存在にも重きを置いてしまう侍は、サブ単独でもストーリーが作れそうなほど、主人公と別枠で設定を練り込んでいたりすることもあったりして、そこを違和感なく読んでもらうためのキーをひとつ手に入れた言葉でした。
なるほど〜!!!

これが問題なく無意識に出来ている作家さんもたくさんいらっしゃると思います。経験を積んで感覚を掴んだ方もいるのかも。
まだまだひよこのわたしは教えてもらって気づきました。

商業初作品の「島名くんは意外と恋してます」は
生まれたての八田野が比較的自由に描かせていただき、上記から外れるテイストの作品です。
主軸の野々木さんが島名くんの気持ちを暴いていくような、謎解きみたいな恋のお話です。
いろいろなコメントをもらいました。その理由がひとつわかったかも。

コミックスとなった「バニーハニー」は
オムニバス作品でしたので、逆に八田野の性質を楽しんでもらえたのかなと思います。どの人物も魅力的に描いて良い作品であったのですね。

商業作品ではない作品で「身長差16センチくらい」というものがあるのですが、こちらがたくさん楽しんでもらえた理由は、主軸がブレなかったことなのですね。

自作品について改めて考えました。
漫画って難しい〜!!たくさんの仕組みで成り立ってる!
編集さんってすご〜!

新しいキーを手に入れて、作品作り頑張れそうです。

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