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読書と絵と夏のイベント 寛容になること

最近やけに読書が捗り、スケッチが楽しく、日本美術の面白さに目覚めるなどしています。

さて、今日は直近〜盛夏のイベントの予定と、最近の近況、考えて、感じていることなどを少しだけ書きたいと思います。


ひとまずイベント参加のお話を。

2024年イベント参加予定

・5/19(日):文学フリマ東京   東京流通センター 
 「くらしの学校」で久米さんとふたりで参加します。私たちは第一展示場のZ-49・50でお待ちしています。初参加なのでドキドキです。どうぞよしなに。

文フリということで、ZINEをまとめたお品書きも作りました。

販売するアイテムについてはオンラインに掲載のものは大体お持ちする予定なので、よかったら併せてご覧ください。イベントでは端数をおまけしてるのでちょっとお得です。
(オンラインストアの次回オープンは未定です)

久米さん


・5/26(日):COMITIA148(東京) 東京ビックサイト J05a(東2ホール)
 こちらも「くらしの学校」でふたりで参加します。1年ぶりのコミティア、今回初めてイラスト系のジャンルを選択してみたのでどんな雰囲気になるかなとこちらもドキドキしています(いつもはアート・デザインにしてました)。東2ホールJ05aでお待ちしています!
 https://www.comitia.co.jp/html/148.html


・6/21(金)〜26(水) 企画展「旅の風景 4」OPA gallery(東京)
個展でもお世話になったOPA galleryさんの企画展に参加します。私はバルセロナで出会った風景を5点の水彩画で展示する予定です。お時間がある方はぜひ遊びにいらしてくださいね。

参加者:北村ハルコ / そねはらまさえ / 野田映美 / 服部奈々子 / 火詩



・8/10(土)〜12(月):紙博 in 京都 京都市勧業館 みやこめっせ

 今年もお声かけいただきました! 今回は初、京都会場にくらしの学校でお邪魔します。まだしばらく先なので、色々と新しいものをご用意できたらいいなと思っています。ZINEとスタンプ新柄はお持ちする予定。今回から公式サイトではなくinstagramアカウントでの告知になったそうです。関東以外のイベントは滅多に参加しないので、関西方面のみなさま、ぜひこの機会にお会いできたら嬉しいです。


寛容になりましょう

さて、ここからは最近の話を。
ありがたいことに今年は1〜4月中頃まで立て続きにご依頼をいただいて、特に3月〜4月頭は随分とバタバタしていました。今年に入ってからは12時に寝て6時にアラームをかける、割と健康的な生活を基準にしていましたが(起きれないことも大分あるけど)寝る時間を取れないこともしばしば。イラストレーターとしてはとってもありがたいことですが、ふりかえると少しずつ気持ちの疲労感も溜まっていたようにも思います。

そんな時に、お世話になっている方からのメールの末尾に「寛容になりましょう〜」と追伸をいただきました。そこではたと立ち止まって、考えてみたのです。

今まで自分に寛容になることは、甘やかすことで、サボりを許容すること。そうしてずぶりずぶりと怠惰の沼に足が沈んでいくようなイメージがありました。今もやっぱり、そういう側面もあるだろうと思うけれど、もう少しだけ、寛容になっても良いのかな、と感じることができました。

私も久米さん(「くらしの学校」として活動するパートナーで、一緒に暮らしています)も、自分で言うのもなんですが根が真面目で、根を詰めすぎるところがあるようで、勝手に追い詰めらて落ち込んだりしがちなようです。私がこの言葉をもらって、数週間後に、今度は最近輪をかけて忙しい久米さんに、私が「寛容になっていいんだと思う」と声をかけることになりました。

と言うことで、本当は5月のイベントでくらしの学校ZINEの新刊をお持ちしたいなと思っていましたが、少し延期させていただくことにしました。前だったらがむしゃらに間に合うように仕上げようとなんとかしようとしたと思うのですが、今回はふたりで話して、後から読んでも納得のいくものにしたいから、もう少し時間をかけよう、と決めました。

第一巻でコルビュジエについて書いたこのシリーズは、私たちにとってもとても大切にしたいZINEなので、そういう気持ちも込めて。



最近はちょっとだけ仕事が落ち着いたので、いただいているお仕事は進めつつ、やたらと本を読んだり、スケッチがものすごく楽しくて捗ったり、美術館に行ったりしています。

学生ぶりにブクログも再開しました。5月以降に読んだ本を登録しています。
選書で選んでいただいた本や、気になっていたエッセイ(再読もあり)、児童書がたくさんあるのは、やっぱり児童書の絵を描きたいな〜!と思い研究がてらなところもあります。そうして読んで、やっぱり好きだなと再確認するのでした(ミリー・モリー・マンデーとてもよかった!)。

スケッチに付き合ってくれた美形さん

美術館は5月は泉屋博古館東京の『ライトアップ木島櫻谷』を見てきました。小ぶりな展示でしたがとても楽しめたので、こちらもまた書けたらいいなと思います。今まで新版画以外の日本美術の展示をあまり見てこなかったのですが、最近日本美術がとても楽しいので今後もっと見ていきたい気持ちです。

今年はそのほか東京ステーションギャラリーの『みちのく いとしい仏たち』、吉祥寺美術館の出久根育『チェコからの風』、汐留パナソニック美術館の『フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築』などと、合間にギャラリーでの展示などを見てきました。去年に比べると、仕事量の割に外に出かけられているような気がするので、このまま維持したい気持ちです。


寛容になるというのは、やっぱり匙加減次第で怠惰にもつながっていくと思うし、本当はもっとバリバリ頑張った方が良いのかもしれません。でもやっぱり第一に長く、良い絵を描きたいし、健全に日々を送って、日常を大切にし、そういうものを描きたいなと思うので、少しずつ、バランスを見ながらこれからも過ごしていけたらと思っています。


というわけで、スローペースにやきもきするところもあるかもしれませんが、今後もお付き合いいただけましたら幸いです。

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