遺伝子の叫び

感性が埋もれていく
静かに
ゆっくりと
気づかぬように

常識が次々と
わき出てくる個性に
蓋をしていく

ただ
待てばいいのに

いつの間にか
その声さえも
聞こえなくなってしまう

きっとそれは
はじめから
そこで
その時が来るのを待っている

信じて
進めば
必ず
必要なことは

生きるために
自分を生きるために

誰もが
特別であって
特別ではない

この先のずっと向こうの未来でも
変わらずに
生きていくために

同じであって
同じではない

だから
個として

螺旋の中で
いつか伸ばした手は
やがて羽となり
空へゆく

ただ
それを信じて

その声を待てばいい

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