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なわとびには自分のペースで続けることの大切さがつまっている気がしたというお話。

今年度もあと少し。

色々とあった小学一年生もまもなく終了。

最近は振り返ってみることもせず、日々に追われている気もしたり
息子さんは息子さんと
うまく気持ちを切り離せているような気もしていたり
とあいも変わらず生きています。

少し、前のことなのですが
1月になわとび大会がありました。

なわとびに力を入れている学校なのかは分かりませんが
なわとび大会の内容は
規定の種目を60秒間、跳べるかをチェックします。
その後、自分で選んだ種目を60秒間、跳べるかチェックします。
引っ掛かったらそれで終了。
回数ではなく時間内で跳び続けられたらいいわけです。

冬休みの課題として
なわとびを頑張りましょうなるものがあったのですが
息子さん、なわとび苦手…。

何度か声をかけてもいまいち気乗りしない様子なので練習はしませんでした。

冬休み明けに学校で練習が始まったようなのですが
うまくできずに泣いてしまうということに…

いつもならここで、
「なわとびなんか嫌いだ。もうやらない」と怒るのですが
今回は跳べるようになりたいと言い出しました。

全く、跳べないわけではなく、どうも、リズムやテンポがうまくつけめていないようだったので、
練習を続ければ跳べるという見通しを先生からもらったことも大きかったと思います。

なので、練習開始。

わたしもなわとびは苦手なので
公園で2人でせっせと跳びました。

他にもなわとびを練習している子がいたのですが、
息子より遥かに上手いわけです。
少し、悔しそうに、羨ましそうに眺めては練習をやめてしまう日もありました。
他のことで遊んでいる子たちが気になり
練習を中断する方が多かったり…
極め付けは
練習してるんだったらしっかり練習しろと父親に怒られやる気ゼロに…。
叱咤激励というのでしょうか、
息子さん、頑張るとか努力、根性というのが苦手です。

贔屓目に見て、
観察力と理解力はあるのでじっくり頭の中でシミュレーションをしているのだと思います。
自分の納得できる方法を模索して落とし込んだら
必ずできる。やってしまう。
息子さんはそんな人なので、なわとび大会でうまく跳べなくてもいいと
わたしは思っていました。

こういった個性に合わせた指導というのか教育?いや、伴走ってなかなか難しいものだなと密かに想いを巡らしながらなわとび練習に付き合う数日。

大会当日に体調を崩してしまう…。
これもあるあるですが、それだけ、彼なりに頑張ったのでしょう。
少し安心したような顔で眠っていましたが、
実はなわとび大会は悪天候で後日開催に…。

渋々、大会に参加となるのですが頑張ってました。
少なくとも、一緒に練習したよりも跳べていました。

しかし、本人的には悔しかったのでしょう。
もう、なわとび大会は嫌だといっていました。

それでも、悔しさを味わえたからよかったねなんて思っていたら、
どうやら体育の授業でなわとびは継続していたらしく
そこで、うまく跳べたようなのです。

よほど嬉しかったのか、それからなわとびに夢中に。
休み時間も練習に励んでいたそうで
メキメキ上達。

週末も天気がいいとなわとびをしに公園へ。

上手いか下手かと言われれば上手くないのですが
別人のように跳べるようになりました。

やればできる。

そう思えたようです。
巷にはなわとびが跳べるようになるための練習や動画などなどあふれています。
全身運動だし、縄を跳ぶタイミングが難しかったり、縄の回し方だったり、
色々とクリアをしないといけない課題が多くあるなわとび。
跳べる人にはその難しさは
きっとわからないのだろうけれど
苦労した分、
悔しかった分、
跳べた時の嬉しさは格別だったのだと思うのです。

もともと、自信がないとかできないという気持ちって人にはないんだと思っています。
だって赤ちゃんってそうだから。
何度も、何度も、失敗しても
できるまでやる。
そして、ある日、立ち上がって一歩を踏み出す。
何かの事情で立てなかったとしても
そこには事情があるだけ。
気にしてしまうのはきっと周り。

だんだんと成長するにつれて
自分の気持ちを感じて
恥ずかしさや、悔しさや憧れやら色々と学んでいく。

挫けることもたくさんあるし
変に刷り込まれてしまうこともたくさん。

そして、大人になると
今度は思いとは裏腹に
子育てとはに縛られてしまう。

あれやこれと想いを巡らすより
やっぱり
やりたいと思ったことに寄り添う。
やってあげるのではなく
見守る。
待つ。

人にはそれぞれのペースがある。

新しい技に挑戦するべくせっせとなわとびをする息子さん。

もう少し、そばでその頑張る姿を見ていたいと思ってしまいます。
これが親心なのでしょうか?
あっという間に成長してしまう子どもたち。

負けてはいられない。

今日もありがとう。

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