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2023年9月の記事一覧

「大事な話だから一回だけしか言わないよ」ではなく、大切なことなら何度でも話そう

「大事な話だから一回だけしか言わないよ」ではなく、大切なことなら何度でも話そう

「大事な話だから、一回しか言わないよ。よく聞いてね」
こんな、枕詞で話をすることが、自分も多かった。
たしかに、集中して聞いてくれる。けど、頑張って聞こうとしても、また、一生懸命聞いているけど、うまく頭の中に残らない子もいる、ということを教師は理解すべきです。

大切なことは何度でも話そう。
大事なことなら、黒板に書いて説明するなど、視覚的な支援をしよう。

始業式、「登校してきただけで、120点

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知覚動向

知覚動向

知って → 覚えて → 動いて → 考える

仏教や禅の言葉の一つというが、出典は明らかではない。

ポイントは、「考える→動く」ではなく、「動く→考える」ということ。
「どーしよ…」とあれこれ悩むのであれば、とりあえず動くことで、可能性や道が開かれることが多いです。

ただ、自分の場合は後先考えず動いてしまい、失敗することもあります。が、動かないよりはマシ、と割り切っています。

知覚動考を訓読

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良いものは良い。ならぬものはならぬ。

良いものは良い。ならぬものはならぬ。

家族で買い物に行こうと車でショッピングモールへ。
お昼の駐車場は満車状態で、空いているところがない。どこか空かないかなーとウロウロ。

すると、一台出庫する車が!
ここを左折すれば、すぐに停められる。しかし、左折禁止のマーク。でも、対向車も来る気配がないので、左折しても問題ない状況。

この場面で、
左折して駐車して「ラッキー!」と盛り上がるか。
標識に従い、ぐるっと周って駐車しようとするのか。

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やっぱり急がば回れ。急がば学べ。

やっぱり急がば回れ。急がば学べ。

新学期スタート。
8月のゆったりとした時間はどこへいった。

仕事を選んでこなせた時期から、仕事が降ってきてそれに踊らされる時期にもどりました。

ただ、仕事を「こなす」「やっつける」視点の中にも、「丁寧さ」は忘れてはならない。

鮮やかに処理したつもりでも、穴があると後から結局時間をくうことにもなりかねない。

話す時もそう。学期始めは子どもたちもまだ、繊細なので一つ一つの言葉かけにも「丁寧さ」

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当たり前のことを当たり前にやる

当たり前のことを当たり前にやる

提出期限は今日だけど1日くらいすぎても大丈夫だろう。

フリガナくらい書かなくてもいいか。

などなど、「提出者」からしたら些細なことなのかもしれないが、相手意識が足りないのではないだろうか。

そもそも、必要のない項目なら記入欄すら作らないし、期限を作っているのはその後に処理しなきゃいけないことがあるから。そして、そこにも期限があるから、提出期限を作っている。

あなたの「些細」は全体にとっては

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20代は量、30代は技術、40代は人脈

20代は量、30代は技術、40代は人脈

「20代は量、30代は技術、40代は人脈」

キングコングの西野亮廣が、YouTubeかVoicyかで話してた内容。

20代に量稼いでおかないと、30代.40代は手遅れ的なことも話してました。

手遅れというと、希望がなくなっちゃいますが、量稼げる時に稼いでおくっていうのは同感です。

20代の頃は、まず体力がある。多少寝なくても、乗り切れるが歳取るとそうはいかない。

時間もある。結婚、子育て

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困難な環境に身を置く

人は誰しも楽して生きていきたいと思っている。

目先の楽さよりも、未来の楽しさを得るために、今は努力するしかない。

そのためにも自分をあえて大変だと思う環境に置いちゃうのが手っ取り早い。

辛いこと大変ななことほど、後のおもしろエピソードに変わることもしばしば。

いつ楽しみたいのか。
着地点を見据えた上で、いまの立ち位置を決めていこう。

失敗したことがいつか財産になる

失敗したことがいつか財産になる

知る人ぞ知る名言ですよね。

安心した環境であれば、子どもたちはたくさん挑戦したくさん失敗したくさん成長する。

ただ、あえて失敗させるというか、失敗する可能性があるということを教えるのも大事なのではと思ったエピソードがあります。

運動会でまだ組体操をやっていた頃。自分は学年全体を指導していた。

最後の大技、ピラミッド(か、タワーだったか)では、全クラスが成功することがなかなか少なかった。

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いかに日々を淡白に生活できるか

ジェットスターのような人生は、楽あり苦ありで楽しいが体力を消耗する。

イベントや行事があれば学校は楽しいが、毎日運動会、発表会では体がもたない。

ノリで学校を楽しくするのではなく、淡白な中に、習慣化の中に、安心安全を生み出す。

そんな感じで良いと思う。

エコーチェーバーに気をつけろ

「エコーチェンバーに気をつけろ」

現代社会には、インターネットが生活の中心となっています。SNSやウェブサイトで情報を得ることは日常となりました。しかし、こうした便利なツールには「エコーチェンバー」という落とし穴があります。

エコーチェンバーとは、同じ意見や考えを持つ人たちだけが集まる空間のことを指します。この中では、自分の考えが正しいと確信しやすくなり、他の意見を受け入れる機会が減少します。

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教わったようにしか教えることができないを打破する

教わったようにしか教えることができないを打破する

子どもたちの前でのふるまい。
授業の進め方。
叱り方。

どれも、どこか「自分が子どもの頃に出会った先生の指導法」がベースになってしまうことが多い。

なぜなら、それしか知らないから。

私達が子どもの頃、サッカー選手の憧れは三浦知良選手だった。あの、またぎフェイントは誰しもがマネをしたにちがいない。
では、今のサッカー少年たちもカズのまたぎフェイントをしているか。答えは言わずもがな。常にサッカー

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「ごん、お前だったのか」を英訳すると?

「ごん、お前だったのか」を英訳すると?

Are you gon?

と、英訳してみましたが、皆さんはどう訳しますか?

中学校英語の教科書に「ごんぎつね」の英訳版が載っていることを昨日知り、「じゃあ『ごんお前だったのか』はどんな英文になってるんだ?」と少し盛り上がりました。

教科書を確認すると…

It was you

なるほどと思いつつも、なぜこの英訳となるのか。英語の先生に英語の視点で教えていただきたいです。

つねに背水の陣

つねに背水の陣

基本怠け者なので、何もないとゴロゴロして1日が終わるし、テキトーに過ごしてしまうことが多い。

締め切りがないと人は動かないし、動けないので、成果を手っ取り早く出すには、つねに背水の陣状態を作り出すことが大事。

「早起きして、朝活したい。」
けど、早起きってだるい。ので、「朝、子どもの体操服を洗濯機→乾燥機に入れないと、子どもが朝練に出れずに悲しむ」という、背水を作り寝る。すると、朝からいきなり

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あえてゆっくり

あえてゆっくり

小学生時代、サッカーのPKを蹴る練習でコーチから
「センターサークルから、ペナルティスポット(蹴る場所)までは、走っていかないで、歩いていけ。焦ると自分のリズムで蹴れないぞ」
と、指導された。

いざ、本番。僕は、初めてのPK戦で緊張しながらも、コーチに言われた通り歩いて、蹴る場所に向かい、ボールをセットした。

そして、外した…

落ち着いてはいたけど、技術が足りませんでした笑

ただその後も、

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