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私が思い描く”人と羊の世界”

ども、羊飼いの丸岡です。

これから色々とnoteに書き記していこうかと思っているのですが、まずはこれを伝えておかないとなーと思い、よっこらせとPCに向かっております。

私にとって羊を伝えることが仕事であり、
使命であり、楽しみでもある訳なので、

そんな私が思い描く世界観を書き記しておきますね。


想像してみてください。

”羊からはじまる 糸ものがたり”

寒い冬
 温かいセーターを求めて、私はとある牧場へと足を運びました。そこで、1頭の羊と出会います。

 温かな毛で包まれた羊を見て、私は羊飼いに声を掛けました。「この羊の毛が欲しいです。」

 すると、羊飼いは言いました。
「春になったらまたおいで。一緒に毛を刈りましょう。」

芽吹く春
 私は再び、あの羊に会いに行くと、小さな仔羊が生まれていました。羊飼いと一緒に刈り取った羊毛からは、母親の温もりを感じます。

暑い夏
 私は羊毛を洗い、糸に紡いでくれるスピナーのもとを尋ねました。

 すると、スピナーは言いました。
「いい羊に出会えたね。優しい糸が紡げそうだよ。秋になったらまたおいで。」

紅葉の秋
 私は大切に紡がれた、その羊の糸を手にすると、編み物が好きなおばあちゃんのもとを尋ねました。

 すると、おばあちゃんは言いました。
「幸せな糸に出会えたね。あなたにふさわしいセーターが編めそうだよ。冬になったらまたおいで。」

寒い冬
 世界にたったひとつしかない、この羊のセーターを身にまとい、私はあの子に会いに行きました。

「ありがとう。あなたの温もりに包まれて、私はとても幸せです。また春になったら会いに来るね。」

おしまい

原作:丸岡圭一 絵:相馬万里子


いかがでしたでしょうか。
想像出来ましたか?

私が目指している世界は、
人と羊が共に歩む未来です。

人は羊がいることで豊かになれます。
それは、物理的な豊かさでもあり、心の豊かさでもあります。

私はこの物語を実現します。

そのためにはどうすれば良いのか、
その時の苦悩や過程を、
このnoteに記して行こうかなと思っています。

ではまた🌱🐑

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羊の飼育員が抱く思いや感情を、実際の現場を交えてお届けします。

2022年~2023年に書いた過去記事を見ることができます。 私が体験した飼育現場の様子や、思いや感情を記しています。

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