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犬が虹の橋を渡って思ったこと

死は覚悟を決めていたとしてもやっぱり胸は痛いし涙は出てくる。
感情を押し殺すのは違うと思うから沢山泣く。
泣いて泣いて泣いてありがとうって思い出を沢山振り返る。

それが残された人に出来ることであり、そうやって悲しさを噛みしめ他者と共有することで人は心を持たせるんだろうなと思う。

3月14日、私が小学生の時から一緒にいた実家の愛犬が亡くなった。
17歳と7ヶ月。
17年間も共に時間を過ごしてきたと考えると本当に色々なことがあって、その度に支えられて生きてきたんだなと思う。

身体も細くなり弱っている犬を親から知らされていた。
ホワイトデーの前日、「もう危ないかもしれない」と連絡を受け、私は仕事を半休にしすぐに実家に向かった。

会社に電話した時、正直に現状を話した。
でもあんまり分かってもらえていないような気がした。
もちろん、そうだと思う。動物を飼っていたことのあるなしにより、受け捉え方は変わってくると思う。それは分かっている。

犬の死で看取れない人は意外にも多いらしい。
残業、物理的な出社、そもそも犬要因で休む人は少ないみたい。
なんでなんだろう。

私は、いったい仕事ってなんなんだろう。ってすごく考えさせられた。

私は犬が危篤状態と電話がありすぐに半休を取り実家に向かった。
そして次の日も仕事を休んだ。

急の欠勤がいいことだとは思わない。でも、家族の死が近づいていてわかっているのに側にいないのは違うんじゃないかと思う。

物理的にいれる距離なら無理をしてでも側に入れるよう調整する、会社員である限りもちろん周りに迷惑をかけるのだからその謝罪とありがとうはもちろん伝える。

それとそこにあるまだある命、どっちが優先度高いかだ。

理由はなんだっていい
嘘でもいい
体調不良でもなんでもいい
なんでもいいから、最後の時間を一緒に過ごしてあげてほしいなと
強く思った

そして一緒にいれてよかったと心から思っている

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